D1 STREET LEGAL SERIES Rd.3
6月7日(土)・8日(日) at SETONAIKAI

コース状況:7日(土)ドライ/8日(日)ドライ
公式入場者数:703名(2日間合計)
D1SL Rd.3 Report
Tanso Qualify - 単走予選

ミスの度合いが当落をわける!

  •  1st   堀口 直 [PS13] STANCE with ORIGIN Labo.

    練習走行時はエンジン不調であまり走れず、エア圧も決めきらないまま本番に臨んだが、たまたまそれがピッタリだったという堀口が最高得点をマークした。

  •  2nd   森 真治 [PS13]
  •  3rd   浮田 正明 [S14]

 この瀬戸内海サーキットでの単走の採点では、まず振り出しでベースとなる点が決まると考えていい。車速に見合った位置で振り出しているか、振り出しの勢いがあるか、飛ばす方向は合っているか、アクセルを踏んで押し込んでくるかといった要素である。得点が下位の選手は基本的にこの時点でもう低い得点しかとれていない。
 さらにこのあと、ラインを外したり、姿勢がフラついたり、アクセルの踏みが甘いと減点される。ボーダー近辺の選手は、そこそこのベース点をとりつつも、このあたりの減点の度合いによって当落がわかれたといっていいだろう。
 いっぽう、上位3人は後半でのミスはあったものの100点級の飛び込みを見せた。そのなかで、堀口は練習ではあまりいい走りがなかったものの本番1本目に走りをまとめてトップ通過した。

  •  Pick Up  
    三好 隼人 [ER34]

    開幕戦から2戦連続で予選を突破し、第2戦間瀬ではポイントも獲得して好調だった三好。今回も練習走行から好走を連発していたが、予選本番はまさかのミス2連発。次戦でのリベンジに期待がかかる。

  •  Pick Up  
    山元 純次 [FD3S]

    昨シーズンも追走まで進出しており、今回も最終コーナーからノリに乗った車速から思い切ったと飛び込みで高レベルな単走を連発! 2本目はミスったものの、1本目で5番手となる98.75点を出して予選突破を決めた。

単走予選結果
Pos. No. Driver Car Best Ave.
1 39 堀口 直 PS13 99.30
2 42 森 真治 PS13 99.00
3 23 浮田 正明 S14 99.00
4 28 中村 健一 JZX110 98.75
5 22 山元 純次 FD3S 98.75
6 49 横山 公彦 S15 98.50
7 27 草場 佑介 PS13 98.45
8 60 掛水 優 S15 98.40
9 21 増田 和之 JZX100 98.40
10 59 早瀬 剛 JZX81 98.40
11 19 畑中 真吾 JZX90 98.35
12 40 安光 広宣 S14 98.35
13 44 永野 正持 S14 98.35
14 58 伊藤 大輔 S15 98.30
15 24 高嶋 健市 JZX100 98.25
16 55 久保田 敏彦 S14 98.20
17 17 山根 遥 S15 98.05
▲ 以上 単走決勝進出 ▲
18 30 川島 将貴 JZX100 97.95
19 45 西崎 智治 PS13 97.95
20 20 新川 武志 S15 97.85
21 36 山口 孝二 S14 97.85
22 32 今前田 隆敏 PS13 97.70
 
Pos. No. Driver Car Best Ave.
23 56 太田 勲 S15 97.65
24 47 上月 直人 PS13 97.55
25 43 国広 修 PS13 97.45
26 33 田口 和也 S15 97.45
27 50 後藤 正隆 S14 97.40
28 57 名和 孝 RPS13 97.35
29 38 斎藤 育生 JZX100 97.25
30 37 西田 裕司 AE86 97.25
31 25 岸梅 良幸 PS13 97.25
32 54 戸田 真琴 C33 96.75
33 48 松本 康弘 ER34 96.50
34 34 横田 卓三 S15 96.40
35 61 谷本 真人 S14 96.30
36 18 三好 隼人 ER34 96.15
37 26 高橋 和己 JZX100 96.00
38 35 森 修 S14 95.25
39 29 大久保 喬史 RPS13 60.00
40 31 遠近 恵 S14 RETIRE
41 41 稲岡 優樹 S15 RETIRE
- 46 西濱 慎吾 AE86 RETIRE
- 51 水戸 真之介 S14 RETIRE
- 52 水井 大揮 S14 RETIRE
- 53 藤本 幸久 JZX100 RETIRE
Tanso Final - 単走決勝

鋭い振りで早瀬が単走優勝!

  •  1st   早瀬 剛 [JZX81] B・WORKS Racing

    「練習よりちょっと気張ったけど、だいたいいつもどおりの走りです。振り出しの角度をアピールしようと思って走りました」という地元の早瀬がトップの得点をとった。

  •  2nd   北岡 裕輔 [JZX100]
  •  3rd   山元 純次 [FD3S]

 予選から走りのレベルは大きく上がった。点が伸びなかった選手の多くは、とくに2コーナーで流されて減点されたケースが多かった。また1コーナーで振り出し位置が手前すぎ、サイドブレーキなどで合わせた選手も減点が大きかった。ボーダーライン近辺の選手は、流されるのをきらってアクセルを踏むのを待ったり、踏み込みが足りなかったりという減点のケースが多かった。
 そのなかで、いまとなっては珍しい81系のマークIIに乗る早瀬は、するどい振りからアクセルを踏み込んで進入し、メリハリのある走りで高得点を獲得。スピードや迫力のある走りを見せた北岡もそこにはおよばず、早瀬が単走優勝を決めた。
 なお、黒井、新見、濱田、小野らの予選免除組が苦戦し、振り出し位置の距離感が合わずに敗退したケースが多く見られた。

  •  Pick Up  
    林 和樹 [S14]

    「緊張のあまり自分がなにをしているかわからなかった。今日は絶対に勝ちたいって気持ちがカラまわりした」と言う林は、最終コーナーのリズムが掴めなくなっており、1本目は振り出しが遠くなってしまいボーダーラインに届かない98.35点。2本目はわずかに得点を伸ばして通過を確定させたが、気持ちの切り替えができなかった状態だった。

  •  Pick Up  
    小野 享之 [C33]

    前戦の間瀬で優勝し、ニューマシンのポテンシャルと思い切りのよさを印象づけた小野。1本目は緊張からラインがちいさくなり本来の走りを決められず、2本目はチカラが入りすぎたのか最終の出でシフトミス!「はじめてのシードは雰囲気がちがって気持ちが飲まれました」と初シードと優勝後の1戦のむずかしさを体験したそうだ。

単走決勝結果
Pos. No. Driver Car Best Ave.
1 59 早瀬 剛 JZX81 99.50
2 5 北岡 裕輔 JZX100 99.35
3 22 山元 純次 FD3S 99.35
4 1 中村 直樹 PS13 99.20
5 60 掛水 優 S15 99.15
6 19 畑中 真吾 JZX90 99.05
7 9 安江 弘行 S15 99.05
8 11 脇 敬朗 S14 98.90
9 42 森 真治 PS13 98.90
10 3 小橋 正典 PS13 98.85
11 14 藪内 美紀 PS13 98.75
12 27 草場 佑介 PS13 98.70
13 23 浮田 正明 S14 98.65
14 16 梶原 聡 S14 98.60
15 2 林 和樹 S15 98.60
16 24 高嶋 健市 JZX100 98.55
▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲
 
Pos. No. Driver Car Best Ave.
17 21 増田 和之 JZX100 98.45
18 12 新見 理恵 ER34 98.45
19 6 黒井 孝真 JZX100 98.45
20 55 久保田 敏彦 S14 98.40
21 28 中村 健一 JZX110 98.40
22 8 原 大佑 S15 98.30
23 7 濱田 清文 JZX100 98.10
24 39 堀口 直 PS13 98.10
25 44 永野 正持 S14 98.00
26 4 小野 享之 C33 97.85
27 40 安光 広宣 S14 97.60
28 15 篠瀬 健 S14 97.25
29 17 山根 遥 S15 97.00
30 13 伊藤 満紀 JZX90 96.90
31 49 横山 公彦 S15 96.85
32 58 伊藤 大輔 S15 96.40
Tanso Winner - 単走優勝

早瀬 剛 [JZX81]
B.WORKS Racing


 去年はホースバンドが切れて予選敗退だったんで、とにかくマシントラブルがないようにってのは心がけてきました。クルマのほうは、去年まではノーマルプラスアルファのボディサイズにこだわってたんですけど、限界もかんじてたんで235だったタイヤ幅を265に変えて、リヤフェンダーも合わせて作り直して、絶版品のリヤスタビも見つかったんで付けてきました。
 タイヤサイズの変更はけっこうアタリで、車速がのせられて減速もキッチリ…思った通りの効果が得られましたね。
 地元なんで、いつも練習しているとおりに走って、自分のなかでは予選も通過できるしベスト16にも残れるかな?って思ってたけど、1位になれるとは思ってなかったです。
 決勝日の朝に学さんに聞いたら「自分のスタイルでいったらいいと思うよ」と言われて、1本目は予選とおなじでどちらかというと守りというかそういう走りでしたが、2本目は自分の理想のスタイルで、悔いが残らないように攻めました。自分としては理想の走りができたんですけど、そこまで高得点が出るっていう感触はなかったです。
 じっさいうれしいのはうれしいですけど、まだぜんぜん実感がわかないんで…。優勝とかもいままで1回もないんで、すこし照れくさいと言うか、恥ずかしいかんじですね。

Tsuiso Tournament - 追走トーナメント

再戦2回の激闘となった新旧チャンピオン対決!

  •  Final Battle  
    中村 直樹 [PS13] vs 北岡 裕輔 [JZX100]

    中村と対戦した北岡は「加速区間の使いかたが、ほかのドライバーとはちがう」と思いながらも、なんとかくらいついていたが、再々戦ではタイヤがタレてきてしまったという。それに対して、中村は見事にドリフトを合わせてみせた。

 ベスト16では、アウトにテールを落として姿勢を大きく乱した脇が森(真)に敗北。北岡裕輔vs林和樹は、インに入りきれなかった林に対して、北岡がきっちり林のインを差して勝った。
 ベスト8ではスピードで森(真)が高嶋に勝利。草場は中村との距離を詰めたものの、接触してしまって中村が勝利。北岡と畑中は寄せた距離の差で、それぞれ小橋、梶原に勝った。
 準決勝最初の対戦は森(真)vs中村。森(真)先行の1本目に中村は、角度はやや浅いもののビタビタの接近ドリフトを見せてアドバンテージを獲得。2本目はデフにトラブルを抱えていた森(真)が中村との差を詰められず、中村が勝った。北岡は先行でも勢いのある走り、後追いでも近い距離の接近ドリフトを見せて畑中に勝った。
 決勝は中村vs北岡。新旧のチャンピオン対決だ。1本目は先行の中村に対し、北岡がインに入ってアドバンテージ。2本目は先行の北岡に対して中村がおなじような走りをしてアドバンテージを取り返す。再戦もおなじような展開で明確な差はつかず、勝負は再々戦に入った。
 その1本目、北岡は、加速区間で中村とやや距離を開けられ、審判席まえでは後ろにまわってしまい、アドバンテージがとれない。それに対して、入れ替えた2本目では中村がビッタリと北岡のインに入って勝利。今季2勝目を挙げた。
 これによりランキング首位の中村は、2位以下とのポイント差をひろげ、2位には北岡が浮上した。

  •  Pick Up Battle  
    森 真治 [PS13] vs 中村 直樹 [PS13]

    森先行の1本目。中村は審判席前まではそれほど入り込めなかったが、その後はピッタリと森のインに入り込んで1のアドバンテージを獲得。2本目はデフにトラブルを抱えていた森が差を詰められず、中村が勝ちあがった。

  •  Pick Up Battle  
    北岡 裕輔 [JZX100] vs 畑中 真吾 [JZX90]

    北岡先行の1本目。畑中は最終コーナーからすこし離されてしまったため8対8のイーブンの判定。入れ替えた2本目は北岡が真横に迫る寄せを決める。これで9.5対7.5と、2ランクのアドバンテージを獲得した北岡が決勝戦に進出した。

  •  Pick Up Battle  
    北岡 裕輔 [JZX100] vs 林 和樹 [S14]

    北岡先行の1本目に「単走とまったくおなじで、スピードが乗らないラインに乗ってしまった」と言う林がついていけず8対8のイーブン。入れ替えた2本目は北岡がキッチリと林をロックオンして2ランクのアドバンテージを獲得して勝ち上がった。

  •  Pick Up Battle  
    早瀬 剛 [JZX81] vs 高嶋 健市 [JZX100]

    単走優勝の早瀬と16位通過の高嶋は意外にも熱戦を繰り広げる。1本目は両者思い切った飛び込みで差は付かず再戦に。その再戦ではどちらにもミスがでたが、最後は高嶋が接触しつつも早瀬を刺しきり、初の追走進出で1勝をあげた。

Winner - 優勝

中村 直樹
ORIGIN Labo. with R・Y・O with Risky with pink☆style


 最後はホンマ、2回目のサドンデスのときっすかね? 完璧に行けたなって思って気持ちよかったです。
 や〜北岡くんはめちゃめちゃ速いっす! クルマもタイヤもよくて、ほかのひとのを見てもぜんぜんついていけなかったから「これはちょっとヤバいな〜」と思って、それでもなんとか捨て身でなんとかなりました。
 最初の2本では決めきれなくて、まあだんだんサドンデスしていくうちに学習して、まあ最後はちょっと"ひょっとこ"みたいにタコってしまいましたけど。まあしかたないですね。
 最後は減衰はかえずに、現状維持できるように、徐々にエアだけをタレないようにじわじわ落としていてました。 最後はエンジンかぶっておかしかったけど、先行で引き離したのが強かったんじゃないですかね?
 いや〜でも今日はホンマ気持ちよかったス! ひさしぶりです、こんな気持ちよかったのは。

  • 2nd - 2位
  • 北岡 裕輔
  • Team Ito Auto

  •  ベスト16、ベスト8、ベスト4と見てたんですけど、加速区間の使いかたってのが直樹くんは、ちょっとほかのひととちがってたんですよ。なんていうのかな〜? まあそこは予想はしてて振り出しなんかで寄れれば小橋くんとやったときみたいに寄せられる自信はあったんですけど、それが直樹くんとのときはできないんですよね。
     それでサドンデスの3本目くらいからはタイヤもタレちゃって…うしろにまわっちゃて…。
     まあでもそーですね。あこがれでもあり目標でもある選手なんで、まあ、またチャレンジします。ホント悔しいです。最初の2本はいい勝負ができたんですけど…ね。むこうも「出し切った」と言ってくれたんでそれはうれしいです。またやりたいですね。
  • 3rd - 3位
  • 畑中 真吾
  • hurry.s&ヤカラワークス with GOODYEAR

  •  まあ速いですよね北岡さんは。やっぱりまあボクもはじめてなんで、もうドキドキしながらベスト4を戦ったんですけど さすが上位選手だけあって、加速もうまいし…ぜんぶがうまいですよね。それもあってちょっと詰められなかったですね。
     3位は正直うれしいっスけど、ここで満足しててもそこからうえにはいけないと思いますし、まだまだな部分も見つかったので、がんばっていきたいですね。
     次のエビスはイチバン勝ちたいところなんで、いままでは単走の練習ばっかりしかして来なかったけど、次はシードとしてハイレベルなひとたちと、くいつかれたり、くっついたり…の練習ができるし、その緊張はプラスになると思うんで、そういうなかでもまれて、ぜひさらなるうえを目指してがんばりたいです。
Result - 結果
最終順位
Pos. No. Driver Team Car Color Tire Point
1 1 中村 直樹 ORIGIN Labo. with R・Y・O with Risky with pink☆style PS13 ピンク/紫 FD 25
2 5 北岡 裕輔 Team Ito Auto JZX100 FD 21
3 19 畑中 真吾 hurry.s&ヤカラワークス with GOODYEAR JZX90 GY 18
4 42 森 真治 STANCE with ORIGIN Labo.  PS13 MX 16
5 3 小橋 正典 Team ORANGE with MSP PS13 オレンジ HY 13
6 27 草場 佑介 Funky with Attractive PS13 FD 12
7 16 梶原 聡 梶原家 with NAUGHTY and KRC S14 ピンク FD/KD 11
8 24 高嶋 健市 Team Ito Auto with ken works JZX100 GY 10
9 59 早瀬 剛 B.WORKS Racing JZX81 GY/KD 8
10 22 山元 純次 PURISM with ORIGIN Labo. FD3S オレンジ TY/KD 7
11 60 掛水 優 team TK with GROUND BE S15 TY/KD 6
12 9 安江 弘行 ORIGIN Labo. RACING with Switch-on M・H・C S15 水色 GY/KD 5
13 11 脇 敬朗 AQM+ FINAL KONNEXION with KENDA S14 KD 4
14 14 藪内 美紀 ORGIN Labo. with R・Y・O with GARAGE-1 with pink☆style PS13 ピンク FD 3
15 23 浮田 正明 クォーターマイルレーシング S14 白/黄緑 - 2
16 2 林 和樹 HID MODEL 信玄 with D-MAX S15 NK 1

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