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TOKYO DRIFT
18 Sat. 2014 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.6
19 Sun. 2014 D1 GRAND PRIX WORLD CHAMPIONS
October 18-19 at Odaiba Special Course

コースコンディション:ドライ
公式入場者数:18日(土)5,926名 19日(日)8,066名

Ex. Report

Tsuiso 1st Stage

川畑&齋藤が圧倒的な強さを見せる!

  •  Pick Up Battle  
    今村 陽一 [ZN6] vs 川畑 真人 [R35]
    2003年、2009年、2010年、2011年チャンピオンの今村と2007年、2013年チャンピオンの川畑。川畑は後追いの1本目に1のアドバンテージを獲得。入れ替えた2本目は今村も悪くない攻めを決めたが10対10の評価で川畑が勝った。
  •  Pick Up Battle  
    熊久保 信重 [S15] vs 齋藤 太吾 [JZX100]
    2006年、2012年チャンピオンの熊久保と2008年チャンピオン齋藤の対戦。こちらも齋藤が熊久保に対して圧倒的な寄せを決めて勝ちあがった。

 第6戦の翌日、TOKYO DRIFTの2日目に開催されたD1ワールドチャンピオンズは、敗者復活戦をのぞいてすべてが追走だ。まずは参加選手24名による追走ファーストステージがおこなわれた。ここで勝てば追走セカンドステージに進出できる。
 前日の勝者である末永(正)は、トランスミッションの故障が直せずにリタイヤとなった。D1ストリートリーガルシリーズのチャンピオン中村は、人気投票1位の野村と対戦。D1ストリートリーガルシリーズのときとおなじようなビタビタの接近ドリフトを決めて勝った。外国人選手では、アマンディオがトラブルによりリタイヤ。フェデリコ、ポン、ゴーチャが勝ちあがった。
 猛烈な強さを見せたのが川畑と齋藤だ。川畑は今村に対して、終始インに入りきった後追いを決めて勝利。齋藤も同様に熊久保に対して圧倒的な接近ドリフトを決めて勝った。

  •  Pick Up Battle  
    高橋 邦明 [GRX130] vs 佐久間 達也 [S15]
    前日にシリーズチャンピオンを決めたあと大きなクラッシュをした高橋は、クルマを突貫工事で直して出走。佐久間に対して近い距離のドリフトを決め、佐久間のライン減点もあって勝った。
  •  Pick Up Battle  
    中村 直樹 [PS13] vs 野村 謙 [ZN6]
    中村先行の1本目、野村は今シーズンいちの寄せを決めてアドバンテージを獲得。しかし入れ替えた2本目はそれ以上の寄せを中村に決められて敗退。敗者復活にかけることとなった。
  •  Pick Up Battle  
    ゴーチャ [S15] vs ディーマ [JZX100]
    ロシアを代表する達人どうしの対戦。ゴーチャ先行の1本目、ディーマも悪くない走りだったが距離を詰められず、アドバンテージが取れない。入れ替えた2本目、ゴーチャはディーマに寄せきるところまではいかなかったが0.5のアドバンテージを獲得してゴーチャが勝ちあがった。
  •  Pick Up Battle  
    アーツー [S15] vs ポン [Z33]
    アーツーvsポンは、先行時にもアドバンテージをとっていたアーツーが後追い時に1コーナーでインを差し、優勢に進めていたが、後半にドリフトが戻ってしまい、ポンの逆転勝ちとなった。

Tanso Consolation

今村が踏みっぷりのいい走りで1位通過!

  •  1st   今村 陽一 [ZN6]

    追走ファーストステージでは川畑に敗れた今村だが、バツグンの集中力を見せて、鋭い振りから踏みっぷりのいい走りで、きっちりマシンをコントロールし、99.82の最高得点をマークした。
  •  2nd   野村 謙
  •  3rd   唄 和也

 追走ファーストステージのあとは、本番走行1本のみの単走得点による敗者復活戦がおこなわれた。追走ファーストステージで敗退した選手が出走し、上位4名は追走セカンドステージに出られるのだ。
 佐久間がまずスピードのあるリズムのいい走りで98点台をマークしたが、唄がアベレージスピードの高い走りできっちりラインもトレースし、99点に迫る98.95点をマーク。そして野村が、スピードとキレがある走りできっちりラインをトレースし、99.39点を出してトップに立つ。その後99.82点を出した今村には抜かれたが、野村も2位通過を果たした。
 最後に走った熊久保も、見事なマシンコントロールを見せて、唄につぐ98.93点をマーク。佐久間の点を超えて4位で敗者復活を果たした。

  •  Pick Up  
    アーツー [S15]
    スタートはしたものの走行をやめてしまったアーツー。「ブレーキがダメ」とアピールし、残念ながらリタイヤとなった。
  •  Pick Up  
    手塚 強 [JZX100]
    手塚は大きなミスがあったわけではないが、ややスピードや迫力に欠ける走りで得点が伸びず敗退した。
敗者復活DOSS単走結果
Pos. No. Driver Car Best Score
1 60 今村 陽一 ZN6 99.82
2 3 野村 謙 ZN6 99.39
3 81 唄 和也 RPS13 98.95
4 4 熊久保 信重 S15 98.93
▲ 以上 追走セカンドステージ進出 ▲
5 15 佐久間 達也 S15 98.37
6 34 手塚 強 JZX100 97.43
7 5 高山 健司 GRS191 96.64
8 14 村山 悌啓 S14 96.53
9 83 ディーマ JZX100 76.08
10 61 アーツー S15 0.00
- 7 末永 正雄 FD3S RETIRE
- 55 アマンディオ JZX100 RETIRE

Tsuiso 2nd Stage

川畑が超絶ガチバトルで齋藤に勝利!

  •  Pick Up Battle  
    川畑 真人 [R35] vs 齋藤 太吾 [JZX100]
    超絶ハイスピード&ド迫力バトルとなった齋藤vs川畑は、先行でも後追いでもスピードで川畑がうわまわり、両者大きなミスのないキレイな勝負の結果、川畑が完勝してみせた。
  •  Pick Up Battle  
    今村 陽一 [ZN6] vs 熊久保 信重 [S15]
    今村vs熊久保の対戦は、熊久保が後追い時にものすごい振りを見せたものの、そのままハーフスピンぎみに今村の前に一瞬出てしまった。熊久保はすぐにインがわに逃げ、今村もよく見て熊久保をかわし、セーフ。

 D1ストリートリーガルシリーズチャンピオンの中村は、安定した走りをするフェデリコに対し、角度と距離をピタッと合わせた後追いを決めて勝利。そして外国人対決となったポンvsゴーチャの対戦は先行でアドバンテージをとり、後追いでも優勢だったゴーチャの突然のストップによってポンが勝った。
 そして、追走ファーストステージで圧巻の走りを見せていた川畑と齋藤が対決。1本目は齋藤が後追いから1コーナーで川畑のインを差したが、その先ではだんだん離され、アドバンテージが0.5差しか取れない。それに対し、入れ替えた2本目は齋藤に対して終始近いドリフトを見せた川畑が大きなアドバンテージを取って勝った。
 唄vs野村は、互角の判定だったが、先行時のランクの差で唄の勝ちとなった。

Ultimate 8

D1SL王者とD1GP王者が激突!

  •  Final Battle   中村 直樹 [PS13] vs 川畑 真人 [R35]

    決勝。D1GPトップドライバーとしても、地元関西の先輩としても、中村に負けるわけにいかない川畑は、GT-Rの性能を見事に引き出して中村を圧倒してみせた。

 勝ち残った8名での戦いとなるアルティメイト8ではコースが変更された。1コーナーまではD1コースのままだが、その先はタイトな8の字が入るジムカーナ的なコースだ。そこを追走で、しかもコース確認走行のみの練習なしぶっつけ本番で走る。
 ここで強みを発揮したのが、低速コースでの接近ドリフトを得意としているD1ストリートリーガルシリーズ出身ドリフターだ。ともにD1ストリートリーガルシリーズチャンピオン経験者である田中(省)と中村は、それぞれ唄とポンにきれいに勝ってベスト4に進出した。いっぽう86対決となった日比野vs今村は日比野が勝利。末永(直)vs川畑は、末永(直)のミスがひびいて川畑が勝った。
 準決勝最初の対戦は、田中(省)vs中村。お互いに相手と角度を合わせたビタビタの追走で再戦にもつれるが、その1本目に両者スピン。田中(省)のミスという判定で中村が勝った。日比野vs川畑は、先行、後追いともに川畑がスピードで上まわった。
 決勝は、バツグンの追走テクニックを持つ今年のD1ストリートリーガルシリーズチャンピオン中村vs最新最強のパッケージで戦う昨年のD1グランプリシリーズチャンピオン川畑の対戦となった。1本目、後追いの川畑は1コーナーに入る前から完全に中村をロックオン。至近距離で終始中村を圧倒した。2本目は飛び込みこそ中村も健闘したが、そこからはしだいに離され、川畑が完勝した。

  •  Pick Up Battle   日比野 哲也 [ZN6] vs 川畑 真人 [R35]

    準決勝。軽量な86vs重量級のGT-Rの対戦となった準決勝の日比野vs川畑。川畑は後追い時に1コーナーから日比野のインに入り、終始近い距離でドリフトをあわせきった。
  •  Pick Up Battle   田中 省己 [S15] vs 中村 直樹 [PS13]

    準決勝。かつてD1ストリートリーガルシリーズ時代にチームメイトだったこともある田中(省)vs中村の対決。おたがいによく知っている者同士、まったく遠慮のない寄せ合いを見せた。
  •  Pick Up Battle   日比野 哲也 [ZN6] vs 今村 陽一 [ZN6]

    ベスト8。おなじ86でありながらV8エンジン(今村)、水平対向エンジン(日比野)という特性の異なるマシン同士の勝負は、走りのスタイルも好対照だったが、角度や寄せた距離で日比野が勝った。
  •  Pick Up Battle   中村 直樹 [PS13] vs ポン [Z33]

    ベスト8。電気系トラブルに見舞われてヘッドライトもつけられない状態で走ったポンだったが、中村はまったく臆することなく攻めのドリフトを見せて勝った。

Winner

川畑 真人
Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING
GReddy 35RX Spec-D[R35]


 やっとこの位置に立てることができました。今年からチーム体制が変わり、このGT-RでD1グランプリに参戦することになりましたが、当初はなかなかうまくいかず、リタイヤする日々もありましたが、すごくトラストのスタッフのみなさん、トーヨータイヤのスタッフのみなさんによくしていただいて、自分の要望をすごく聞いてくれて、すごくいいクルマに仕上げてもらいました。
 あとはもう勝てばいいっていう状態までもってきてくれたので、あとは自分がドライバーとしての仕事をきっちりこなしたというかんじでいます。また来年に向けて、いい終わりかた、締めくくりができたかなと思いますんで、来年またシリーズチャンピオンをねらって走り続けていきたいと思いますんで、みなさんまた応援のほうよろしくお願いします。ありがとうございました。

Result

総合順位
Pos. No. Driver Team Car Color Tire
1 1 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING R35 青・銀 TOYO TIRES
2 84 中村 直樹 ORIGIN Labo. with R・Y・O PS13 ピンク・紫 FEDERAL
Best4 22 田中 省己 Team RE雨宮 SUNOCO S15 TOYO TIRES
86 日比野 哲也 Team UP GARAGE with DRoo-P ZN6 白・黒 FALKEN
Best8 81 唄 和也 GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo. RPS13 GOODYEAR
18 ポン Team BOSS with Kleers Z33 BRIDGESTONE
60 今村 陽一 OTG Motor Sports ZN6 FALKEN
9 末永 直登 YUKE'S Team ORANGE S15 オレンジ YOKOHAMA
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