植尾の独走を阻止するのはだれだ!?

　開幕戦備北は、復帰2年目の植尾勝浩がリーガル初優勝を決めて幕を閉じた。つづいたのは昨年の第4戦名阪で優勝した経験のある若手·石川隼也。そして植尾のチームメイトの原大佑が3位だ。
　また、追走に進出してポイントを獲得したのは、ほとんどが中部地区以西の選手。東日本の選手では、森孝弘と高嶋健市がそれぞれ12位と13位という結果だった。
　そして迎える第2戦。会場はドリフトの聖地と呼ばれるエビスサーキットの南コース。東日本出身だけでなく、西日本出身の選手でも走行した経験が多いことから非常にハイレベルな戦いが予想される。
　昨年も結果を残している植尾が優勝候補なのはまちがいない。しかし去年優勝したのは若手で勢いはあるももの、やや安定感に欠けている中村健一だった。きっかけをつかむことでノリノリで優勝してしまうような可能性は、中堅以上の選手であればだれしも持っているものであり、それもリーガルの醍醐味となる。
　2016年シーズンはまだまだはじまたばかり。本命が順当に勝ち上がってくか、それとも新たな若手選手が引っ掻きまわすのか、はたまた地元ベテランマイスターが席捲するか…激しい戦いに注目だ。

D1 STREET LEGAL SERIES

昨年はビタビタの後追いで勝ち進み、見事準優勝を決めた金田義建(写真右)。そしてチームメイト4名が全員追走進出するという快挙を達成したTeam Ito Autoの大将·伊藤満紀(写真左)。どちらもホームコースというワケではないが、開幕戦のリベンジに期待したい。
D1 LADIES LEAGUE

5月29日(日)におこなわれるD1レディースリーグの第2戦。昨年優勝した山下美穂や強豪のエミリーグレイはいないものの、箕輪昌世(写真左)と鈴木静香(写真右)といったエビス戦の常連は参加しているので、開幕戦の上位とどのような戦いをするかが楽しみだ。
D1 EAST JAPAN SERIES

5月28日(土)におこなわれるD1東日本シリーズの開幕戦。注目は昨年も決勝戦に進出してそのまま優勝した高橋拓臣(写真左)。第1戦は単走敗退で第3戦は16位だったためシリーズは8位で終わったが、今シーズンは安定した成績でさらなる上位を狙えるはずだ。

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