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D1 STREET LEGAL SERIES Rd.6
November 1 Sat. - 2 Sun. at Ebisu Circuit

コースコンディション:ドライ
公式入場者数:902名(2日間合計)

D1LL Rd.6 Report
Tanso Final

完成度の高い迫力走行でE.グレイが優勝!

  •  1st  
    Emily Gray [JZX100] Powervehicles with EBISU

    トップ通過したのは、D1GP/D1SL選手であるアンドリュー・グレイの奥さんエミリー・グレイ。ホームコースであるエビスで見事な走りを見せた。

  •  2nd  
    新見 理恵 [ER34]
  •  3rd  
    水貝 澄花 [RPS13]

 エビス南コースはスキルがないと怖いコースのため、D1レディースリーグにおいては、自信のないドライバーは敬遠する傾向にあり、参加者は9名と少なめだったが、それだけにこのコースを走り慣れたドライバーばかりが出走してきた。
 それもあって、2本ともスピンやコースアウトなどの大きなミスをするドライバーはおらず、8位の鈴木と9位の箕輪は95.90で並び、セカンドアベレージの差で箕輪が脱落することになった。
 いっぽう、出産を経て約1年ぶりに参戦してきた水貝(旧姓:久保川)や、今季はD1グランプリシリーズにも挑戦し、D1レディースリーグにはひさしぶりに参戦してきた新見は、さすがにスピードのあるレベルの高い走りを見せて余裕の上位通過をしてみせた。
 ランキング首位の藪内は、練習走行ではあまりいい走りを見せていなかったものの、本番ではきっちりとメリハリのある走りを披露。ここイチバンでの集中力の高さを証明した。また、ここをホームコースとしている山下も、レベルの高い走りを見せた。
 E.グレイ、新見、水貝、藪内、山下の上位5人は残りの4人に対して、やはりより高いスピードレンジでのドリフトを見せていた。なかでもE.グレイは迫力のある完成度の高い走りでトップ通過を果たした。

  •  Pick Up  
    藪内 美紀 [PS13]

    朝の練習走行で最終コーナーから飛び出して着地したときにリヤナックルを破損。みごとなリカバリーでコンクリートウォールへの接触は免れた。わずかな時間で交換し、単走決勝では1本目から98.15点を獲得して5位通過を決めた。

  •  Pick Up  
    箕輪 昌世 [JZX90]

    今回初出場の箕輪。練習走行ではツアラーVらしい豪快な飛び込みを決めていたが、本番ではわずかにその走りが決められず…。8位の鈴木とおなじ95.90点を出していたが、セカンドアベレージの差で惜しくも追走進出を逃した。

単走決勝結果
Pos. No. Driver Car Best Ave.
1 6 Emily Gray JZX100 98.75
2 9 新見 理恵 ER34 98.65
3 10 水貝 澄花 RPS13 98.55
4 1 藪内 美紀 PS13 98.15
5 2 山下 美穂 PS13 97.95
6 5 師岡 利恵 S14 96.75
7 7 佐藤 安由美 S14 96.00
8 8 鈴木 静香 S14 95.90
▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲
 
Pos. No. Driver Car Best Ave.
9 11 箕輪 昌世 JZX90 95.90
Tanso Winner

Emily Gray
Powervehicles with EBISU
チェイサー [JZX100]


 けっして大きな自信があったわけではないけど、今日は1回しか練習走行がなくて、そこでOKな手ごたえだったので、ちょっとだけ自信はありました。南コースはそんなにしょっちゅう走ってるっていうことはないです。でも、好きですね。
 (高得点の秘訣は?) 飛び出しのインパクトと審判席まえでゼブラまで寄せるアウトラインですかね。でも今日は…うーん。ちょっと小さかったと思います。
 (単走優勝の感想は?) ビックリしてます。それとすごくうれしいです。日光のD1東日本シリーズでは単走決勝落ちしちゃったけど、今年はだいぶ大会を経験してきて今日はうまくいきましたね。

Tsuiso Tournament

山下が水貝に敗れ、藪内のタイトル決定!

  •  Final Battle  
    山下 美穂 [PS13] vs 水貝 澄花 [RPS13]

    帰ってきた女王・水貝に対し、2コーナーまでは互角に近い走りをしてみせた山下だったが、ドリフトがもどったことで敗北。チャンピオン獲得もならなかった。

 ベスト8では、いきなり藪内vs山下という対戦が実現した。シリーズチャンピオンを争うこのふたり、この大会で山下が優勝して藪内が3位以下ならば山下のチャンピオン。そうでなければ藪内のチャンピオンという条件だった。ここで藪内が山下に勝てば、自力でのチャンピオン決定となる。
 最初の2本ではおたがいに決め手を欠き、勝負は再戦にもつれこむ。再戦1本目、山下は後追いから近いドリフトを見せてアドバンテージを獲得。2本目には藪内にドリフトがもどるミスが出て山下の勝ちとなった。これで山下は優勝すればシリーズチャンピオン獲得という状況になった。
 ベスト4にはE.グレイ、山下、水貝、新見が勝ちあがり、山下は再戦のすえにE.グレイを破って決勝に進出する。
 しかし山下にとって最後の難敵となったのが、過去3年連続チャンピオンを獲った実績のある水貝だった。しかも水貝は約1年のブランクをものともせず、見事な接近ドリフトで勝ちあがってきていた。
 1本目は山下が先行。水貝はストレートからきっちり山下の後ろにつけ、見事にドリフトを合わせる。水貝アドバンテージ。入れ替えた2本目、山下も水貝に負けない距離の接近ドリフトを見せるが、2コーナーでドリフトがもどってしまう。これによって山下はアドバンテージがとれず、水貝が優勝。同時に藪内のシリーズチャンピオンが決まった。

  •  Pick Up Battle  
    Emily Gray [JZX100] vs 山下 美穂 [PS13]

    ベスト4の1対戦目。E.グレイ先行の1本目、山下は近い距離でドリフトを決めたが1コーナーでインカットラインを通過してしまいアドバンテージが獲れない。入れ替えた2本目は、E.グレイが大きく遅れて山下がアドバンテージを獲得して再戦に突入した。その再戦では、山下が距離感を掴んだのか、後追いでキッチリとE.グレイを刺しきって完勝を納めた。

  •  Pick Up Battle  
    水貝 澄花 [RPS13] vs 新見 理恵 [ER34]

    ベスト4の2対戦目。ともにエビス南を得意とする選手どうしの実力者のため好勝負が期待された。しかし水貝先行の1本目、後追いの新見は気負いすぎたのか、最終コーナーの出でまっすぐ飛び出してしまい、大きくアドバンテージを獲られてしまう。入れ替えた2本目も先行の新見はストレートで戻るミスがあり、1セットで決着。水貝が決勝戦に進出した。

  •  Pick Up Battle  
    藪内 美紀 [PS13] vs 山下 美穂 [PS13]

    再戦までもつれtた直接対決。その1本目、山下は後追いで見事な接近を決めてアドバンテージを獲得。入れ替えた2本目は藪内が2コーナーでドリフトが戻ってしまい勝負あり。これで山下は優勝すればシリーズチャンピオン獲得という状況になった。

  •  Pick Up Battle  
    水貝 澄花 [RPS13] vs 師岡 利恵 [S14]

    シリーズ後半戦はコンスタントにポイントを獲得し、エビス南でもかなり思い切った飛び込みができるまでの成長を見せた師岡。ベスト8ではブランクのある水貝との対戦した。師岡は大きなミスなく走ったが、後追い時には距離を離され、先行時には水貝にキッチリと差し込まれてしまった。

Winner

水貝 澄花
GARAGE-1 with Agent-K
180SX [RPS13]


 正直、自分の実力を過信していたところがあって、頭のなかのイメージと実際走ったイメージがちがってましたね。1週間まえに練習しにきて、そのちょっとまえにも15分くらい本庄で走りましたけど、本番までには正直仕上がってなくて、みんなが期待しているジャンプを決めたいなぁ〜というところがあって…まぁそこはクリアしたんですけど、単走も3位とふがいないかんじでした。
 追走に関しては、ホンットに自信がなくて、いままでであればどんな状況でもクリアできる自信があんですけど、いざはじまってみると集中力もあって3回戦ううちに、なんとか取り戻しては来ましたけど、やっぱ現役のときとくらべるとあんまりよくなかったんです。
 今回は美穂ちゃんから「水貝さんを破って優勝したいんだ!」って挑戦状があったんです。最近は若いコからそーゆーのがなくなってきたんで、彼女とやるときだけは失敗してもいいからガチでって思ってましたね。
 楽しかったですけど、赤ちゃん連れは大変でしたね。離乳食とかで時間を追われてて…そのぶん余計な緊張とかはなかったですけど。今回は子供ができたからってあきらめちゃってるお母さんたちに、大変だけとなんとかなるってのを見せられたんじゃないでしょうか。まぁさすがわたしのコだけあって、おりこうにもしてくれてましたし、旦那さんのサポートあってこそですけどね。

  • 2nd
  • 山下 美穂
  • Agent-K Real with GARAGE-1 KENDA
    シルビア [PS13]

  •  優勝は狙ってましたけど自信はあまりなかったです。緊張もしてて単走もいい走りはできなかったです。
     藪内さんとの対戦は、もう倒さないと!って。そこで負けたら決まっちゃうんで、単走のときよりはマシだったけど、そのときもやっぱりカラダが固くなってて、本来の走りはできなかったですね。
     (決勝は?) あっけなく終わっちゃいましたね。去年対戦してもてあそばれて歯が立たなかったので、今年はがんばりたかったんですけど…1本目にやられて、2本目の後追いでも思いっきり行けなかったです。
     (後追いの戻りは?) 2コーナーでちょっとふけなくなって、それで戻りかけて…。距離感もそんなに近くなかったんですけど、まあ負けなんで。
  • 3rd
  • Emily Gray
  • Powervehicles with EBISU
    チェイサー [JZX100]

  •  山下さんはすごく上手なので、信用できるから思いきって攻めていったつもりなんですけど、まだ追走スキルが足りませんね。うまくいきませんでした。いまはまだダメですけど上手になりたいですね。この冬にいっぱい練習して、来年はもっとできるようにしたいです。
     (旦那さんと練習してるんですか?) そう。練習するときは彼といっしょにしてるんですけど、いまはもう週7日間休みなしで仕事をしているので、練習する時間がとれないんです。大会があれば、そのまえにちょっと練習するくらいです。
     (去年よりだいぶ上手になってますね) そうですか。よくわからないけど、そうかも。
     (過去最高位はいかがですか?) すごくよかったです。でも自分でホントによかったと思える走りは1周もできなかったんで、もっとできると思ってます。
Result
最終順位
Pos. No. Driver Team Car Color Tire Point
1 10 水貝 澄花 GARAGE-1 with Agent-K RPS13 KD 15
2 2 山下 美穂 Agent-K Real with GARAGE-1 KENDA PS13 KD 11
3 6 Emily Gray Powervehicles with EBISU JZX100 YH 8
4 9 新見 理恵 GOODYEAR Racing with ひだまり歯科 ER34 GY 6
5 1 藪内 美紀 ORIGIN Labo. with R・Y・O with GARAGE-1 with pink★style PS13 ピンク FD 4
6 5 師岡 利恵 理不尽 S14 ピンク KD 3
7 7 佐藤 安由美 激★滑走団 with KRF S14 FD/KD 4
8 8 鈴木 静香 ファニーファクトリー with MSP S14 GY/KD 3
Series Champion

藪内 美紀
ORIGIN Labo. with R・Y・O with GARAGE-1 with pink★style
シルビア [PS13]


 まず南コース自体がほぼ走ったことなかったんで、フツーに走れるかどうか、そこにシリーズがかかってるんで、さらに不安で…。けど、これに合わせて練習もしてきたんで結果オーライですね。
 追走は「いきなりかぁ」と思ったんですけど、でも本人とちゃんと当たれたからよかったです。結果、いっぱいいっぱいで負けちゃったんですけどね。
 そのあとは、正直すごく複雑で、やっぱり自分で獲りに行きたかったから…。決まった瞬間はうれしかったというよりも、やっぱり自分で獲りたかったと言う悔し涙がでました。
 (ここ数年の上達は?) それはリーガルのシリーズチャンピオンにお教えてもらってるんで、セットとかもぜんぶしてもらって、だから…変わったのかな? 自分でもわからないですけど、以前よりはできることが増えたんかなって思いますね。
 みんなに「おめでとう!」って言われて「あぁ獲ったんだな」っていう、それで実感が涌いて来たかんじですね。ホントにもう純粋にうれしいです。

  • Series 2nd
  • 山下 美穂
  • Agent-K Real with GARAGE-1 KENDA
    シルビア [PS13]

  •  いや〜もぉ悔しいです! チャンピオンはそんなに意識しないで、もう1回水貝さんと戦いたい、そして勝ちたいなって気持ちだったんです。…けどまぁまた負けちゃいましたけどね。
     日光戦まえからエンジンが終わりかけてて、みんなの協力もあって今回のために載せ換えてきて、チャンピオン獲るぞって気持ちよりも南で勝ちたいって気持ちのほうが強くてがんばってんですけど、ダメでしたね。
     (不参加だった数戦にかんしては?) もうそこはしょうがないと思いますね。でもおかげでここ2戦は胃が痛かったです。
  • Series 3rd
  • 中塚 史帆子
  • Technical Garage N-body
    シルビア [S14]

  •  日光は予選落ちるつもりで出たんですけど、通ってポイント稼げてよかったな、と。D1レディースリーグに出るなら日光は絶対走りたい! と思ってたサーキットでの結果だったので、それはすごくうれしかったですね。
     みんなにも言われるんですけど、D1レディースリーグに出るのは早すぎたかなってのがありますね。もっと追走できるようになりたいなぁと。クラッチ蹴りもできなくて瀬戸内海ではじめてできて…と、そんなレベルですもん。
     まわりのおかげでここまでこれたし、すごく感謝してますね。関西のひとだけじゃなく、いろいろな場所場所でアドバイスくれるひともいましたから。
     だから来年は悔しい思いもしたぶん練習して、追走をちゃんと走れるように、シリーズ3位なりの走りができるようになりたいですね。
Series Ranking
Rank. Driver Team Car Color Tire Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Total
1 藪内 美紀 ORIGIN Labo. with R・Y・O with GARAGE-1 with pink★style PS13 ピンク FD 8 15 15 15 4 4 53
2 山下 美穂 Agent-K Real with GARAGE-1 KENDA PS13 KD 15 11     15 11 52
3 中塚 史帆子 Technical Garage N-body S14 FD/TR 11 6 3 3 2   23
4 師岡 利恵 理不尽 S14 ピンク TY/NK       6 8 3 17
5 水貝 澄花 GARAGE-1 with Agent-K RPS13 KD           15 15
6 岩本 明日和 ZEUS PS13 TY/NK 2 8   4     14
7 高本 絵理子 FREEDOM with 梶原家 S14 KD 6   8       14
8 Emily Gray Powervehicles with EBISU JZX100 YH         6 8 14
9 白井 麻耶 MORE DRIVE PS13 ピンク MX/KD 3   1 8     12
10 大野 絵梨花 MAY Racing with W.R.C S14 灰色 FD     11       11

※D1レディースリーグは6戦中4戦の有効ポイント制です。
赤字は優勝橙字は2位黄字は3位、灰字は無効ポイント。

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