2年連続で味元美智恵が優勝！

地元四国のドライバーが活躍！

• Tanso 1st

  味元 美智恵 ( SPEED MASTER with FEDERAL ) シルビア [ S14 ]

  

  「練習でも調子がつかめてきていたので、本番は落ち着いて走れました。いつも以上にいいのが出せた」という味元がトップ通過した。

• Tanso 2nd

  藪内 美紀 [ PS13 ]

  

• Tanso 3rd

  新見 理恵 [ ER34 ]

  

 　前回のエビスではやや参加者が少なかったD1レディースリーグだが、この瀬戸内海サーキットは、西日本のドライバーを中心にスポット参戦してきたドライバーも多く、14名が出走した。そのうち8名が追走トーナメントに進出できる。採点基準は同日開催されたD1SLシリーズとおなじだ。ただ全体的にはD1SLシリーズよりもスピード域が低めの傾向が見られた。
　まずランキング3位の新見が1本目から走りをまとめてくると、四国のドライバー遠藤も98点台をマークする。やはり、瀬戸内海を走り慣れている四国のドライバーが強く、初参戦の大野も追走に進出。ここを得意とする三宅も通過を決めた。そして、瀬戸内海サーキットをホームコースとしている味元が2本目にキレのある振り出しを見せて唯一の99点台を獲得。トップ通過を決めた。
　いっぽうランキング1位の石川はパワーステアリングのトラブルでときどきハンドルが重くなるという症状になやまされて本来の走りができず、ギリギリでの通過。また、最近単走を得意としている岩本が「最終コーナーでぜんぶミスしてしまった」ということで車速と振り出し位置があわず、敗退となってしまった。なお、8位の石川と9位の岩本は同点。セカンドベストの得点で当落がわかれる結果となった。

• Pick Up It !!

  大野 絵梨花 [ S14 ]

  

  開催日前日の車検合格後にEライセンス講習会を受けてD1-Eライセンスを取得した初参加の大野絵梨花。単走決勝では1本目こそ失敗してしまったが、2本目にはボーダーライン越えとなる98.40点を出して初参加ながら追走に進出した。

• Pick Up It !!

  岩本 明日和 [ PS13 ]

  

  逆転シリーズチャンピオンの可能性が残されていた岩本明日和だったが、単走決勝では練習日から重視して練習していた最終コーナーで2本とも失敗してしまい、同点の石川にセカンドアベレージの差でおよばずここで敗退した。

単走決勝 結果

味元が地元で貫禄勝ち！

• Final Battle

  味元 美智恵 シルビア [ S14 ] vs 藪内 美紀 シルビア [ PS13 ]

  

  暑いなかで再々戦まで走った決勝。藪内にミスが出たいっぽうで、味元が最後まで見事な走りを見せた。

• 
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 　単走1位の味元とベスト8で対戦した石川だが、パワステトラブルでフットブレーキ、サイドブレーキが使えない状況だったということで、果敢に攻めたものの止めきれずアウトに流されて敗北した。ベスト4に勝ち上がったのは、味元、遠藤、新見、藪内の4人。とくに味元、新見、藪内は、石川が早期敗退しただけに、上位に勝ち上がればシリーズ争いでも有利になる状況だ。
　準決勝最初の対戦は味元vs遠藤。最初の2本はお互いにいい走りをして互角の展開で、再戦に入った。再戦の1本目、遠藤にも大きなミスはなかったが、先行の味元の走りがよかったために味元にアドバンテージがつく。2本目も味元は遠藤のドリフトに近い距離で合わせて、決勝進出を決めた。準決勝もうひとつの対戦は、新見vs藪内。1本目は先行の新見のラインが小さくなってしまって、藪内にアドバンテージがつく。2本目は新見が攻めていったが、やや流されてしまったこともあってアドバンテージをとれず、藪内の勝ちとなった。
　決勝は味元vs藪内。最初の2本は五分の展開で再戦に突入する。再戦では味元がやや合わせたものの、それほど距離は近くなく、勝負は再々戦にもつれこんだ。その1本目、藪内が少しアウトに流されて味元にアドバンテージがつく。2本目には後追いの味元がきっちり寄せて、味元の優勝が決まった。これでポイントランキングでは味元が1位に立ち、藪内が2位、新見が3位に浮上。石川は4位に後退した。

• Pick Up It !!

  味元 美智恵 [ S14 ] vs 石川 紗織 [ S14 ]

  

  第3戦終了時点でランキング首位に付けていた石川紗織だったが、味元美智恵とのベスト8で敗れてしまう。車両トラブルに悩まされた1戦となったうえ、シリーズ争いでも4位に後退。最終戦をまえにして非常に厳しい状況に追い込まれてしまった。

• Pick Up It !!

  遠藤 美希 [ PS13 ] vs 高本 絵理子 [ S14 ]

  

  昨年は準優勝している遠藤美希。今回も単走を上位通過してベスト8では高本絵理子を倒してベスト4へ進出。しかし、ベスト4では去年決勝戦で戦った味元美智恵と対戦し、再戦までもつれる戦いをしたものの、わずかにおよばず敗退した。

味元 美智恵

SPEED MASTER with FEDERAL
シルビア [ S14 ]

　ここでやるからには負けられないですね。だから、やっぱりプレッシャーをかんじてないといったらウソになります。ま、単走に関しては自信はありました。だから単走1位に関しては、よしよしプランどおり、と。
　追走に入ってからミスは多々あったんですけど、ホームっていうだけあってちょっと「あっ」ていうミスがあっても、落ち着いて走れたんで、なんとか負けずにすみました。決勝まで行ったときも意外と落ち着いてて「よし、がんばろうか」っていうかんじでしたね。決勝では、先行ではよかったんですけど、後追いではシフトミスしちゃってたり、角度つきすぎたりしてたんで、ちょっとヤバかったかな、って思ったんだけど、点のほうがそんなに差がつかなかったんで、サドンデスになったんですけど。そこでは、まぁ持っているものなりの走りはできました。
　ランキングトップになって、やっとこれで日光(※最終戦)に行けるようになったんで。今日負けてたら行くに行けなかったんで。でも、点があまり開いてないんで、気は抜けないですね。

• The 2nd Place

  藪内 美紀 [ PS13 ]
  ORIGIN Labo. RACING with MEGAN RACING

  

  (決勝のミスは？) なんか後半はもうバテバテで。だんだん集中力が切れてきて、もう無我夢中で走ったっていうかんじで。「あ、ちょっと流されちゃった」ってかんじでした。もう優勝しかないって思ってたんですけど、また2位っていうのが…。次こそは、シリーズ獲りに行きます。

• The 3rd Place

  新見 理恵 [ ER34 ]
  GOODYEAR Racing ☆ ひだまり歯科 with Garage Cronos

  

  (準決勝は？) 先行でちっちゃくなりーの、角度があとからつきすぎてハーフスピンしそうになっちゃったんですよ。そこを藪内さんがうまく合わせてくれたんですけど。2本目は最終からくっついて行こうかと思って行ったんですけど。なかなかうまくいきませんね。

• The 4th Place

  遠藤 美希 [ PS13 ]
  D-MAX

  

  (準決勝は？) まぁあんなもんです。今回は地元なんで、身体が覚えてたかんじだったんですけどね、なんとなく。準決勝も自分で大きなミスをしたわけじゃないんですけど。でも、負けた相手がみっちゃん(※味元選手)なんで、みっちゃんはここがおうちなんで、しょうがないです。

最終順位