大阪残暑の陣！ 三つ巴バトルがアツい！
　ブッチギリで総合ランキング首位を独走する川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING )は、前戦のエビスで単走優勝を果たし、単走ランキングとチームランキングでも首位に立つ。そして第3戦筑波終了時に発表された人気選手ランキングでは、長年不動のナンバーワンを維持し続けていた野村謙(PACIFIC RACING TEAM with URAS)を退け、こちらも大差をつけて独走状態となっている。
　そのシリーズ戦がおこなわれる9月6日(土)のハイライトは、なんといってもチャンピオン争いの行末だ。
　首位は122ポイントを獲得している川畑真人。53ポイントでランキング8位の横井昌志(D-MAX)まで逆転の可能性は残されているものの、1戦で獲得できるはのは最大35ポイント。ノリノリで絶好調の川畑真人×最強マシンのGReddy 35RX Spec-Dがひと桁ポイントとなることは考えづらい。このふたつの理由から、実質的には34ポイント差でランキング2位の今村陽一(OTG Motor Sports)と、さらに4ポイント差でこれを追う唄和也(GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.)のふたりが、逆転の可能性に勝負を賭ける、といった展開になるだろう。
　川畑真人とトーヨータイヤにとっては地元大阪ということで、なにがなんでもここでのチャンピオン獲得を狙ってくるだろう。しかし今村が所属するOTGモータースポーツにとっても、唄にとっても大阪は地元の地。チャンピオン決定の断固阻止、そして逆転に賭けた熱走に期待がかかる。
　川畑が圧倒的に優位な状況ではじまるシリーズ第5戦だが、今村と唄を含めたみつどもえのバトルは必見だぞ！

• 唄の復活逆襲劇に期待！
  
  前戦のエビスでは過去最高となる3位を獲得するも、翌日のエキジビションマッチで大クラッシュした唄和也。すでに修復も終わり、現在はOSAKA DRIFTに向けてお色直しの真っ最中とのことだが、直したマシンを違和感なく乗りこなせるか、大阪でもキレのある走りが見られるか、地元大阪での活躍に期待したい。

• 今村をはじめとした86勢が好調!!
  
  
  ランキング2位につける今村陽一をはじめとして、前戦で優勝した織戸学(MAX ORIDO TOPTUL RACING)、筑波で単走優勝を決めた古口美範(Team 広島トヨタ with DRoo-P)と、今シーズンは86乗りが好調だ。今村もOTG Motor Sportsに移籍してから2年。移籍後初優勝まであと一歩。シリーズでの逆転も含めて注目だ。