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OSAKA DRIFT
5 (Sat) 2015 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5
6 (Sun) 2015 D1 GRAND PRIX WILD SPEEEEED Ⅱ
September 5 - 6 at Maishima Sports Island D1 Special Venue

コースコンディション:ウェット
公式入場者数:9,563名(2日間合計)
Ex. Report

角度番長決定戦

川畑が頭脳的な走行でぶっちぎり!
  •  1st  
    川畑 真人 (Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING) GT-R [R35]

  •  2nd  
    内海 彰乃 [S15]
  •  3rd  
    横井 昌志 [S15]

 第5戦の翌日はエキシビションマッチ「ワイルドスピードⅡ」。まずは角度番長決定戦がおこなわれた。
 出走するのは単走シリーズランキング上位12名。コースレイアウトは前日の第5戦と同様だが、使うのは第2セクターまでだ。振り返し区間である第1セクターでの最大角度とドリフト区間である第2セクターでの平均角度の合計で順位がつけられる。
 まず唄が出走。安定した走りのなかで大きな角度をつけ、最大56.8度/平均49度の合計105.8点をマークする。その後、スピンする選手も多く、なかなかその記録が更新されなかったが、内海がいい振りからピタッと姿勢を止めて安定した走りで、最大58.0度/平均47.9度の105.9点でトップにたつ。すると横井が適度な振りからしだいに角度を増すクレバーな走りで最大56.6度/平均49.3度の合計105.9点で唄に並んだ。
 しかし最後に出走した川畑は、加速区間から蛇行をしてリズムをとり、アウトいっぱいからスムーズに大きな角度をつけていく走りで、最大58.6度/平均55.4度の合計114.0点で優勝を決めた。

  •  Pick Up  
    高山 健司 [GRS191]

    雨足が強くなったときに走行した高山。いい振りを見せたものの、そのままハーフスピン状態となった。
  •  Pick Up  
    末永 直登 [S15]

    スピードは高かったように見えたものの、最大角度、平均角度ともにいまひとつ伸びず、上位入賞はならなかった。
◆ 角度番長決定戦 結果 ◆
Pos. No. Driver Team Car Color Tire Max Ave. Total
1 35 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING R35 青/銀 TY 58.6 55.4 114.0
2 70 横井 昌志 D-MAX S15 YH 56.6 49.3 105.9
3 6 内海 彰乃 RC926 with TOYO TIRES S15 ベージュ TY 58.0 47.9 105.9
4 81 唄 和也 GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo. RPS13 GY 56.8 49.0 105.8
5 1 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with TOPTUL GRX130 GY 53.5 44.9 98.4
6 9 末永 直登 YUKE'S チームオレンジ S15 オレンジ YH 51.0 46.0 97.0
7 5 高山 健司 TEAM MORI with GOODYEAR GRS191 GY 54.2 42.4 96.6
8 28 藤尾 勉 SOD-1 LINEUP RACING TEAM ER34 FD 47.5 43.8 91.3
- 14 村山 悌啓 PACIFIC RACING TEAM with メガテック S14 FK 92.7 40.7 133.4
- 33 古口 美範 Team 広島トヨタ with DRoo-P ZN6 白/黒 FK 79.6 40.1 119.7
- 15 佐久間 達也 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS S15 TY 57.5 39.1 96.6
角度番長
川畑 真人
Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING
GReddy 35RX SPEC-D [R35]


 フルカウンターで走ればぜったい上位にはいけるってわかってたんですけど、あとみんなけっこう失敗してるっていう情報も入ってたんで、ウエット路面だし、スピードを出すよりは大きく角度をつけることはもちろんなんですけど、進入のときに大きく逆振りのように角度をつけようと思ったのがうまく行きました。作戦どおりやったと思います。

追走番長決定戦

川畑、衝撃的なクラッシュで齋藤に敗北!
  •  Final Battle  
    齋藤 太吾 [JZX100] vs 川畑 真人 [R35]

 第4戦終了時の人気投票ランキングの上位8名と海外選手7名、そして第5戦の好成績選手が参戦する追走トーナメント「追走番長決定戦」。ベスト16では、LFAで出走した今村が末永(正)に敗北。また前日2位だった平島は、後追いで進入時に接近しすぎたのか、リズムを崩してゴーチャに敗れた。  そのゴーチャはベスト8で審査席前でスピン。ベスト4には斎藤、高橋、織戸、川畑が勝ち上がった。  斎藤vs高橋の対戦は、高橋が後追いから斎藤のインに入り、アドバンテージを得たものの、2本目には斎藤がそれ以上の寄せを見せ、逆転勝ちした。織戸vs川畑は、織戸が先行の1本目にスピン。2本目にはクラッシュをしてしまって、川畑の勝ちとなった。  決勝は今季シリーズ戦で2勝ずつしている現在最強ともいえるふたり、斎藤vs川畑の対戦となった。1本目は斎藤が先行。加速でやや離されてしまった川畑は、振り返しで攻めすぎたのかスピンをしてしまい、フロントをコンクリートウォールにヒットして走行不能に。これで斎藤の優勝が決まった。

  •  Best 4 Battle  
    齋藤 太吾 [JZX100] vs 高橋 邦明 [GRX130]

    齋藤が「この日イチバンやばかった」という対戦がこちら。齋藤先行の1本目、齋藤よりも高い車速で飛び込んだ高橋は、途中角度が浅くなるものの近い距離をキープしてアドバンテージを獲得。しかし入れ替えた2本目、振り出しこそ高橋ほどの距離感ではなかった後追いの齋藤が、その後ビッタビタに近寄り1.5ランク差! 逆転勝ちを決めた。
  •  Best 4 Battle  
    織戸 学 [ZN6] vs 川畑 真人 [R35]

    織戸先行の1本目。車速が乗った気合いの飛び込みを見せた織戸だったが、わずかに行き過ぎてスピン! 入れ替えた2本目。先行の川畑は119.50km/hという高い車速で飛び込んでくる! それに合わせて先ほどよりも高い車速で攻めた織戸だったが、流れを止められずクラッシュ! 川畑が決勝進出を決めた。
  •  Pick Up Battle  
    高橋 邦明 [GRX130] vs 末永 正雄 [FD3S]

    高橋vs末永(正)の対戦は両者ビタビタの接近ドリフトの末、再戦に突入。そこで末永がハーフスピンをして高橋が勝った。
  •  Pick Up Battle  
    今村 陽一 [LFA10] vs 末永 正雄 [FD3S]

    まだ熟成されていないLFAで果敢に走った今村だったが、やはり末永(正)のマシンのほうが完成度が高く、スピードや角度で差がついた。
  •  Pick Up Battle  
    アーツー [Z33] vs ポン [Z33]

    Z33どうしの対戦となったベスト16の2対戦目。1本目は先行のアーツーがレベルの高い飛び込みを決めて0.5のアドバンテージ。入れ替えた2本目、先行のポンも悪くない走りだったが、セクター3で大きく戻ってしまったことが決め手となりアーツーが勝ちあがった。
  •  Pick Up Battle  
    時田 雅義 [GRS184] vs バグシー [JZX100]

    1本目、後追いのバグシーはセクター3までに距離を詰めてきたがアドバンテージは獲得できず。入れ替えた2本目、後追いの時田は軽い接触があったもののさきほどのバグシーよりも近い距離をキープしてアドバンテージを獲得し勝ちあがった。
◆ 追走番長決定戦 結果 ◆
Pos. No. Driver Team Car Color Tire
1 87 齋藤 太吾 SUNOCO FAT FIVE RACING JZX100 ATR
2 35 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING R35 青/銀 TY
BEST
4
1 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with TOPTUL GRX130 GY
25 織戸 学 MAX ORIDO TOPTUL RACING ZN6 YH
BEST
8
61 アーツー NICHIEI Racing with PC Z33 赤/黒 FK
7 末永 正雄 Team RE雨宮 GruppeM FD3S 水色 YH
31 ゴーチャ PRIMRING with TOYO TIRES S15 TY
8 時田 雅義 GOODYEAR Racing・Bee★R GRS184 ピンク/黒 GY
BEST
16
3 野村 謙 PACIFIC RACING TEAM with URAS ER34 水色 FK
18 ポン Kleers with TOYO TIRES Z33 白/紺 TY
85 アルカーシャ PRIMRING with TOYO TIRES S15 TY
60 今村 陽一 OTG Motor Sports LFA10 FK
75 平島 明 TKL with D-MAX S15 NK
17 フェデリコ YUKE'S チームオレンジ CT9A オレンジ YH
13 バグシー Monster Energy Drift Squad JZX100 TY
22 田中 省己 SEIMI STYLE DRIFT with TOYO TIRES S15 TY
追走番長
齋藤 太吾
SUNOCO FAT FIVE RACING
SUNOCO MONSTER LB★PERFORMANCE MARKⅡ [JZX100]


 決勝は、ここで負けたら今週末が台無しになっちゃうんで、気持ちよく帰るためには勝たなくちゃいけなかったんで、かなり気合い入りました。(川畑)真人とは、昨日もやってて今回2回目なんで、昨日とおなじようなことにはならないだろうと思ったんで、ホントにスピード出して、こっちもギリギリで行きました。で、まぁ後ろを見たら大惨事になっていて……。好きなクルマ(※GT-Rのこと)がグチャグチャになっちゃったのは、ちょっとショックですね。

団体番長決定戦

近くて速くてキレイ、チーム下克上が優勝!
  •  Final Run  
    チーム下克上

 前回のエビスにつづいて、団体戦のトーナメントがおこなわれた。出走したのは、クラウンの時田(川畑GT-Rが走行不能となったため)、LFAの今村、レクサスGSの高山、BMWの上野のチーム高級車、ゴーチャ、アルカーシャ、ポン、チョウ、フェデリコ、アーツー、バグシーのチーム海外選手、D1ストリートリーガルシリーズ出身者を中心とした横井、田中(省)、平島、松山、寺町のチーム下克上、団体ドリフトで関西オールスターを制した兵庫県代表の福井、小川、黒井、吉田、久野(D1グランプリシリーズ参戦選手は黒井のみ)のチーム関西オールスターだ。
 まずはチーム高級車が角度も間隔もそろったきれいな走りで、ヘアピンで1周するサプライズを見せたチーム海外選手に勝利。またチーム下克上は間隔の近さでチーム関西オールスターを圧倒して勝った。
 決勝はチーム高級車vsチーム下克上。チーム高級車は3台目、4台目が振り返しでやや詰まり、隊列を乱してしまったのに対し、チーム下克上は極めて距離の近い整然とした走りを見せて圧勝。チーム高級車の先輩たちからの"泣きの1本"のリクエストにより再戦がおこなわれたものの、やはりチーム下克上の見事な団体ドリフトがうわまわって、チーム下克上が優勝した。

  •  Pick Up Run  
    チーム高級車

    さすがのスピードや迫力を見せた「チーム高級車」だったが、接近度や完成度では「チーム下克上」におよばず、2位となった。
  •  Pick Up Run  
    チーム海外選手

    6台という台数ながら、かなり近い距離で合わせて来たうえ、2コーナーから3コーナーにかけてのスペースで定常円を盛り込む独創性で勝負をかけた。
  •  Pick Up Run  
    チーム下克上

    1本目から極めて車間が近く、角度も揃っている団体ドリフトを決めてきたチーム下克上は、チーム関西オールスターを圧倒。審判員満場一致で勝ちあがった。
  •  Pick Up Run  
    チーム関西オールスター

    名阪スポーツランドではものすごい走りを見せるという噂だったチーム関西オールスターだが、走り慣れていないコースでの完成度はいまひとつだった。
追走番長
チーム下克上


寺町 邦彦:メンツ的にふつうに決まれば勝てるだろうとは思ってました。3本ともうまくいったんじゃないですかね。
松山 北斗:超こわかったです。ラスト1本があったじゃないですか。もうやめてほしかったです(苦笑)。でも、こういうところに出さしてもらって、優勝とかできるとうれしいですね。
横井 昌志:勝つ気マンマンでは行きましたけど、予想以上にみんなビチビチで行き過ぎたかな、という気はしましたね(笑)。優勝は当然だと思ってますけど、こういう場面で勝てるのはほんとにうれしかったので、つぎも勝ちます!
平島 明:チーム下克上っていう名前のとおりになってよかったです。4番目を走ってて、むずかしかったんですが、見てたひとには「いいよ!」っていわれたんで、まぁとりあえずは……ラク勝です(笑)。
田中 省己:5台目やったんで、後ろから見ててもめっちゃよかったし、みんなスキルがあるひとばかりが集まってるんで、ミスらないですよね、ぜんぜん。終始、ずっと笑ってましたボク。

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