長崎ドリフトメインビジュアル 長崎ドリフトメインビジュアル

Home > 2013 Schedule > Nagasaki Drift > Rd.5 Report

第5戦 レポートRd.5 Report

驚異の後追いで日比野が86で初優勝!

決勝戦 表彰式

第5戦 単走予選Rd.5 Tanso Qualify

振り出し区間を攻略せよ!

  • Qualify 1st Place

    松井 有紀夫 ( EXEDY R Magic D1 Racing ) RX-7 [ FD3S ]

    松井有紀夫の走り

    「振り出しのパキン感を意識して走りました。1本目は意識しすぎてラインが小さくなったんだけど、2本目でもう少しライン重視にしたらうまくいった。パワーとギヤ比のバランスと足の具合がすごくいいので、乗りやすいです」という松井が1位通過した。

  • Qualify 2nd Place

    今村 隆弘 RX-7 [ FC3S ]

    今村隆弘の走り
  • Qualify 3rd Place

    唄 和也 180SX [ RPS13 ]

    唄和也の走り

  第5戦の舞台は初開催のハウステンボス特設コース。競技区間はコーナーの曲がりかたがキツいものの、加速区間はそれなりの距離がとられ、進入速度はおおむね100km/hを超えてきた。このコースの特徴は、ストレート後半のアウト側が少し膨らんでいるので、逆振り気味にドリフトを開始することができるようになっていることだ。
 そして選手たちはそこで苦労するケースが多かった。振り出し区間であるセクター1の得点が出にくいのだ。単純に振り出しを鋭くしたり、車速を上げたつもりでも高得点が出ず、走りかたを絞りきれない選手も多かった。さらに、振り出し位置が手前すぎると審判席前のコーナーでラインが小さくなってライン減点されたり、あるいは手前から振り出して、アクセルを開けるタイミングが早すぎると、審判席前でアクセルを踏めなくなってセクター3の得点が伸びなかったりするケースも多かった。
 トップ通過したのは松井。鋭い振り出しとスピードのあるドリフトで最高得点をマークした。また、曲がれないかと思わせるような勢いのある飛び込みを見せた今村(隆)が2位通過を果たした。
 いっぽうで、大きなミスはなかったものの、いまひとつ高得点が出せなかった手塚、熊久保、谷口らが予選敗退となった。

  • Pick Up It !!

    谷口 信輝 86 [ ZN6 ]

    谷口信輝の走り

    谷口はトップクラスの進入速度をマークしたものの、第4コーナーでのインカットなどがひびき、予選敗退となってしまった。

  • Pick Up It !!

    手塚 強 GT-R [ BNR34 ]

    手塚強の走り

    手塚は、全体的な完成度はわるくないものの、振り出し区間でのセクター得点が伸びず、単走決勝進出はならなかった。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 77 松井 有紀夫 FD3S 99.06
2 21 今村 隆弘 FC3S 98.37
3 81 唄 和也 RPS13 98.14
4 66 板倉 日出生 KP61 98.09
5 61 馮 仁稚 S14 98.06
6 19 片岡 龍也 JZA80 98.05
7 51 岩井 照宣 A35 97.93
8 33 村上 満 RPS13 97.84
9 18 西尾 欣也 Z33 97.84
▲ 単走決勝進出 ▲
10 1 熊久保 信重 C33 97.72
11 14 村山 悌啓 S14 97.34
12 34 手塚 強 BNR34 97.18
13 52 田中 裕司 JZA80 97.15
Pos. No. Driver Car Score
14 57 廣田 友和 JZX110 97.06
15 53 Mike Whiddett FD3S 96.51
16 43 田所 義文 AE86 96.46
17 87 谷口 信輝 ZN6 96.38
18 95 深田 真弘 JZX100 96.17
19 10 匂坂 晋治 SXE10 96.11
20 22 田中 省己 S15 95.99
21 97 寺町 邦彦 S15 95.99
22 28 藤尾 勉 ER34 94.92
23 5 高山 健司 GRS191 94.89
24 44 河上 善計 S14 94.20
25 54 稲岡 優樹 S15 93.89
- 27 小橋 正典 CT9A RETIRE
- 82 堀野 仁 RPS13 RETIRE

第5戦 単走決勝Rd.5 Tanso Final

末永直登がただひとりの100点超え!

  • Tanso 1st Place

    末永 直登 ( YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE ) SILVIA [ S15 ]

    末永直登の走り

    前日の予選で敗退してしまった熊久保がスポッターについた末永(直)は、本戦日までに走りかたをうまく組み立てることができ、完璧なドライビングで最高得点をマークした。

  • Tanso 2nd Place

    内海 彰乃 SILVIA [ S15 ]

    内海彰乃の走り
  • Tanso 3rd Place

    川畑 真人 180SX [ RPS13 ]

    川畑真人の走り

  単走決勝は、前日の予選を通過した9名と、予選免除選手であるランキング上位15名(斎藤が欠場したため)の計24名が出走する。全員が前日の予選通過組であるCグループでは、まず村上が予選よりも得点を伸ばしてきてトップに立つ。またKP61スターレットの板倉も高得点を獲得した。
 つづくBグループでは内海が勢いのある飛び込みと迫力のあるアクセルの踏みっぷりで99.84の高得点をマーク、トップに立つ。いっぽう前日の予選で最高点を出した松井はややラインが小さくなるなどのミスが出て上位には入れなかった。末永(正)もスピードとキレのある走りを見せたが、内海には及ばなかった。
 そしてランキング上位選手になるAグループの走行。1本目の走行では、内海をうわまわったドライバーはいなかったが、末永(直)が2本目に、高い車速からピタッと安定した姿勢のまま伸びてくる進入、そしてそのあとも完璧なコントロールを見せて100.10点を獲得。トップに立つ。川畑も2本目にいいスピードとコントロールを見せたが、内海の点に及ばない99.54で3位となり、末永(直)が地元九州で初の単走優勝を決めた。
 いっぽう1本目に失速してドリフトが戻った今村(陽)、リズムをつかめなかった織戸、勢いのある飛び込みができなかった古口らが追走トーナメント進出を逃した。

  • Pick Up It !!

    古口 美範 SILVIA [ S15 ]

    古口美範の走り

    2本とも飛び込みのスピードや振りの勢いが足りず、得点が伸びなかった古口は敗退となってしまった。

  • Pick Up It !!

    今村 陽一 SILVIA [ S15 ]

    今村陽一の走り

    今村(陽)は、1本目は2コーナー奥まで飛ばせずに失速。あとがなくなって慎重になったのか、2本目も振り出しで角度をつけきれず、ベスト16進出を逃した。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 9 末永 直登 S15 100.10
2 6 内海 彰乃 S15 99.84
3 13 川畑 真人 RPS13 99.54
4 92 高橋 邦明 GRX130 99.24
5 7 末永 正雄 SE3P 99.24
6 55 E. Amandio JZX100 99.17
7 86 日比野 哲也 ZN6 98.77
8 15 佐久間 達也 S15 98.48
9 70 横井 昌志 S15 98.29
10 33 村上 満 RPS13 98.16
11 77 松井 有紀夫 FD3S 98.14
12 66 板倉 日出生 KP61 97.88
13 21 今村 隆弘 FC3S 97.51
14 99 松川 和也 AE85 97.50
15 78 上野 高広 E92 97.46
16 8 時田 雅義 GRS184 97.42
▲ 追走トーナメント進出 ▲
Pos. No. Driver Car Score
17 81 唄 和也 RPS13 97.12
18 23 古口 美範 S15 97.09
19 61 馮 仁稚 S14 97.03
20 51 岩井 照宜 A35 95.87
21 11 今村 陽一 S15 95.84
22 18 西尾 欣也 Z33 95.56
23 19 片岡 龍也 JZA80 94.67
24 25 織戸 学 ZN6 94.19

第5戦 単走優勝Rd.5 Tanso WINNER

末永 直登

YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE
SILVIA [ S15 ]

末永直登

 いやー、ありがとうございます。本気でうれしいです。
 じつはですね。昨日の夕方の練習で、ちょっと自分のなかで悩みがあって、点数伸びないなぁと思って、いろいろ考えながら、ま、チームのみんなと相談して、DOSSの分析をかなりしました。
 で、その結果が今日こういった結果につながったんで、この地元…ボクはいま福島県に住んでますけど……地元・九州で単走1位を獲れたのは非常にうれしいです。ありがとうございます。

第8戦 追走決勝トーナメントRd.8 Tsuiso Tournament

86初優勝は日比野がゲット!

  • Final Battle

    佐久間 達也 SILVIA [ S15 ] vs 日比野 哲也 86 [ ZN6 ]

    佐久間達也vs日比野哲也

    準決勝までも攻めの走りを繰り返してきた日比野が、決勝でも接近ドリフトで文句なしの優勝を勝ち取った。いっぽう公式戦では3回目となる決勝進出を果たした佐久間だが、今回も初優勝はならなかった。

  • 佐久間達也vs日比野哲也
  • 佐久間達也vs日比野哲也

  ベスト16は波乱の連続だった。まずランキング3位の末永(直)が、3コーナーの先で時田に接触し、ドリフトがもどって敗退。つづいてランキング5位の横井が3コーナーで失速して敗退。さらにランキング4位の上野が内海にスピード負け。これでがぜん有利になったかと思われたランキング首位の川畑が後追いの進入時にまさかのハーフスピンで敗北。ランキング2位の斎藤は欠場なので、上位6名が全員姿を消すという展開になった。
 ベスト4に勝ち上がったのは佐久間、末永(正)、日比野、松川の4人。佐久間vs末永(正)の対戦は、まず両者キレイな走りで後追いの末永がインを差し、アドバンテージを獲得したが、2本目は佐久間が振り出しで末永のインに飛び込む強烈な走りを見せて逆転、決勝に進出した。日比野vs松川の対戦は、1本目後追いの松川が日比野のインを差すも、審査区間終了地点まぎわで大もどりして日比野にアドバンテージ。2本目は日比野がきれいに合わせて、日比野の勝ちが決まった。なお3位決定戦は末永(正)が松川のインを差して勝った。
 決勝は佐久間vs日比野。佐久間が勝てば公式戦初優勝、日比野が勝てば86初優勝だ。1本目は佐久間が先行。日比野はぶつかるかと思うほどの飛び込みで佐久間のインを差しつつキッチリ止め、ビタビタに合わせてアドバンテージをとる。2本目は佐久間がストレートで離され、3コーナーにかけて距離を詰めたが逆転には至らず、日比野の優勝が決まった。
 なお、この大会の結果、ランキング首位はかろうじて川畑がキープ。末永(直)が2ポイント差で、斎藤が11ポイント差でそれを追う展開になった。

  • 3rd Place Battle !!

    末永 正雄 [ SE3P ] vs 松川 和也 [ AE85 ]

    末永正雄vs松川和也

    両者ミスなくいい走りを見せた末永(正)vs松川の3位決定戦。寄せた距離の差で末永が勝った。

  • Pick Up Battle !!

    松川 和也 [ AE85 ] vs E. Amandio [ JZX100 ]

    松川和也vsエマニエル・アマンディオ

    スピードのある安定した走りをしていたアマンディオだが、ガードレールにテールをヒットし、姿勢を乱して松川をプッシュしてしまい、ベスト8で敗れた。

第5戦トーナメントラダー 第5戦マイナー追走ラダー

第5戦 優勝Rd.5 WINNER

日比野 哲也

Team UP GARAGE with DROO-P
86 [ ZN6 ]

日比野哲也

 86で決勝まで来たのは4回目なんですけど、これまではちょっとまぐれの部分もあったんですよ。でも今回は練習日からホントになにも不安がなくて、やりすぎないようにすることだけ注意して組み立てができてたんで、ホントなんにも悩みがなかったですね。
 今回、リヤのトラクション関係をちょっとガラッと変えてもらったんですよ。ほとんどテストもできてなかったんですけど、先々週ここでデモランをさせてもらって、そのとき雨だったんですけど、ちょっとテストもできて感触つかんでたんで、今回来たときはホントに違和感なくてよくなってたんですよね。自分のコントロールの中でぜんぶ操作できたんで、ムチャもなにもしなくて走れました。
 ホントにいままで苦労してたぶん、迷惑をかけたひとにも……メカニックにもね、さんざんああしろこうしろって協力してもらったんで、すごくうれしいですね。結果が出せてよかったです。

第5戦 リザルトRd.5 Results

総合順位

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Point
1 86 日比野 哲也 Team UP GARAGE with DROO-P 86 ZN6 白・黒 FK 26
2 15 佐久間 達也 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS SILVIA S15 TY 23
3 7 末永 正雄 RE雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA RX-8 SE3P YH 20
4 99 松川 和也 Team UP GARAGE with DROO-P TRUENO AE85 白・黒 FK 17
5 6 内海 彰乃 RC926 with TOYO TIRES SILVIA S15 TY 14
6 55 Emmanuel Amandio WEDRIFTEAM CHASER JZX100 黒・緑 ATR 13
7 21 今村 隆弘 MADFACE KANTO with SAMURAI Project RX-7 FC3S TY 12
8 8 時田 雅義 GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R CROWN GRS184 GY 11
9 9 末永 直登 YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE SILVIA S15 YH 9
10 13 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS 180SX RPS13 TY 8
11 92 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with Kunny'z MARK X GRX130 GY 7
12 70 横井 昌志 D-MAX SILVIA S15 NK 6
13 33 村上 満 Team MMM 180SX RPS13 FD 5
14 77 松井 有紀夫 EXEDY R Magic D1 Racing RX-7 FD3S 桃色・白 FD 4
15 66 板倉 日出生 Team H.D.O with RS Watanabe STARLET KP61 - 3
16 78 上野 高広 TEAM VERTEX 320 i E92 桃色・白 YH 2
17 23 古口 美範 Team BOSS ENDLESS with FALKEN SILVIA S15 FK 1
18 61 馮 仁稚 nichiei エコバーン with FALKEN SILVIA S14 赤・銀・黒 FK 1
19 11 今村 陽一 nichiei エコバーン with FALKEN SILVIA S15 赤・銀・黒 FK 1
20 25 織戸 学 DRIVE M7 MAX ORIDO RACING 86 ZN6 黒・赤・緑 YH 1
21 81 唄 和也 GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo.& B-west 180SX RPS13 GY 0
22 51 岩井 照宣 H.D.O QS 信玄&RS Watanabe CHARMANT A35 灰色 TY 0
23 18 西尾 欣也 Team BOSS with Kleers FAIRLADY Z Z33 NT 0
24 19 片岡 龍也 Team UP GARAGE with BANDOH SUPRA JZA80 YH 0

シリーズランキングはこちら >>>

オフィシャルスポンサーOfficial Sponsors