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第4戦 レポート Rd.4 Report

好調の織戸、齋藤に敗れる!

決勝戦 表彰式

第4戦 単走予選 Rd.4 Tanso Qualify

前日予選通過組の不調!

  • Qualify 1st Place

    廣田 友和 ( GOODYEAR Racing with ST.GARAGE ) MARKⅡ [ JZX110 ]

    廣田友和の走り

    「監督がDOSSの解析をしてくれて、悪いところが明確になったので、角度を抑えるところは抑えて、車速をのせるところはのせて、あまり突っ込まずに、無理なくまわっていくような走りにした」という廣田がトップ通過を果たした。

  • Qualify 2nd Place

    田中 省己 SILVIA [ S15 ]

    田中省己の走り
  • Qualify 3rd Place

    片岡 龍也 SUPRA [ JZA80 ]

    片岡龍也の走り

 第3戦、第4戦は2日連続で本戦を行うデュアルファイナルズのため、第4戦の予選は土曜日の第3戦決勝の終了後におこなわれた。前日とはちがい、完全にドライ路面でおこなわれたこの予選では、走りのレベルが上がった。最終コーナーの脱出速度が高まり、1コーナーに飛び込んで来る勢いも増してきて、最初のグループから、前日は予選敗退だった高山、廣田、谷口らがつぎつぎと97点を超える高得点を獲得してきた。これは午前中におこなわれた第3戦の単走ファイナルのなかでも上位に入ってくるような得点だ。
 そのいっぽうで、前日のクラッシュを修復した野村はじゅうぶんな練習ができなかったことから走りをまとめられずに敗退。前日マシントラブルで走れていなかった三木も、この日も走行1本目にまたマシントラブルが発生。まともに走れないままリタイヤとなった。手塚も得点が伸びず2戦連続で予選不通過となった。
 前日の予選を突破して第3戦の本戦に進出していたドライバーは最後のグループで走行したが、この選手たちがことごとく苦戦した。熊久保は得点が伸びず、エンジン不調の松井も本来の走りができない。けっきょく前日の予選を通過した8名のうち、この日も予選を突破できたのはアマンディオだけとなった。
 なお、最高得点をマークしたのは廣田。スピードもあり、姿勢の安定化も高い走りで、唯一の98点台を獲得した。

  • Pick Up It !!

    野村 謙 86 [ ZN6 ]

    野村謙の走り

    前日の予選ではクラッシュしてしまった野村。この日は勢いのある飛び出しを見せていたが、その先で走りをまとめるところまでは至らず、姿勢を乱すなどして大きく減点され、予選不通過となった。

  • Pick Up It !!

    E. Amandio MARKⅡ [ JZX100 ]

    エマニエル・アマンディオの走り

    前日の予選通過者のなかからただひとり第4戦の予選も突破したアマンディオ。審判員にマイナス1.50もの減点をされてもなお97点を超えるDOSS得点をたたき出した。

単走予選 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 57 廣田 友和 JZX110 98.15
2 22 田中 省己 S15 97.83
3 19 片岡 龍也 JZA80 97.77
4 5 高山 健司 GRS191 97.69
5 55 アマンディオ JZX100 97.48
6 81 唄 和也 RPS13 97.32
7 87 谷口 信輝 ZN6 97.18
8 27 小橋 正典 CT9A 96.96
▲ 単走決勝進出 ▲
9 90 箕輪 慎治 JZX90 96.91
10 34 手塚 強 BNR34 96.88
11 52 田中 裕司 JZA80 96.79
12 97 寺町 邦彦 S15 96.53
13 33 村上 満 RPS13 96.41
14 14 村山 悌啓 S14 96.33
Pos. No. Driver Car Score
15 58 フェデリコ GDB 96.19
16 48 北芝 倫之 S14 95.91
17 28 藤尾 勉 ER34 95.44
18 56 久保田 敏彦 AE86 94.85
19 1 熊久保 信重 C33 94.75
20 98 長谷川 大祐 S15 94.00
21 18 西尾 欣也 Z33 93.81
22 43 田所 義文 AE86 93.78
23 3 野村 謙 ZN6 93.20
24 44 河上 善計 S14 92.76
25 77 松井 有紀夫 FD3S 92.48
26 66 板倉 日出生 KP61 90.98
27 95 深田 真弘 JZX100 88.56
28 12 三木 竜二 S15 34.61
- 61 アーツー S14 96.41

第4戦 単走決勝 Rd.4 Tanso Final

角度つきすぎ対決は齋藤に軍配!

  • Tanso 1st Place

    齋藤 太吾 ( PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS ) MARKⅡ [ GX100 ]

    齋藤太吾の走り

    予定していたよりも角度がつきすぎてしまったため、高得点が取れたという確信はなかったという齋藤だが、結果的にはうまくリカバーし、トップの得点を獲得した。

  • Tanso 2nd Place

    川畑 真人 180SX [ RPS13 ]

    川畑真人の走り
  • Tanso 3rd Place

    今村 陽一 SILVIA [ S15 ]

    今村 陽一の走り

 日曜日の単走ファイナルでは、まず前日の予選をギリギリで通過した小橋が、スピードと安定感のあるキレイな走りで97点台の高得点を獲得。最初のグループのなかでトップに立つ。次のグループでは、末永(正)が、高い車速の飛び出しから、一気に大きな角度をつけて1コーナーに飛び込む走りで99.12点をとり、トップを奪取。いっぽうで前日準優勝した日比野は、最終コーナーの飛び出しの点こそよかったものの、その後の点が伸びずに敗退となってしまった。
 そして最後のグループでは、本来のリズムで走れなかった古口、ラインのズレなどが出てしまった高橋の点が伸び悩み、追走トーナメント進出を逃してしまう。前日単走優勝の川畑は、この日も好調で、1本目から高い車速とキレのある動きで、いきなり100.09点という高得点をマークし、トップに立った。しかし2本目、齋藤はものすごい勢いで最終コーナーを飛び出し、ストレートに飛び出てきたところで角度がつきすぎてしまったが、パワーにものをいわせてそのまま1コーナーまで飛ばし、その後はラインやスピードも文句なしの走りにまとめて100.59点を獲得。川畑の点をうわまわる。その後だれも齋藤の点をうわまわることができないまま、最後の走者である川畑が登場。1本目をさらにうわまわる走りを目指した川畑だったが、やはり最終コーナーを飛び出たところで角度がつきすぎてしまう。川畑のマシンのパワーやギヤ比ではそこからドリフトを伸ばすのは困難な状況になり、むりやり審査席まえまで飛ばすリズムの悪い走りになってしまって点が伸びず。これで齋藤の単走優勝が決まった。

  • Tanso topics

    川畑 真人 180SX [ RPS13 ]

    川畑真人の走り

    1本目に100点オーバーを取っていたため、2本目には心理的に余裕があった川畑だったが、攻めの走りをしたあまり、角度をつけすぎてしまって本来の走りができなかった。

  • Tanso topics

    小橋 正典 LANCER Evo.Ⅸ [ CT9A ]

    小橋正典の走り

    今期からD1グランプリシリーズに初参戦している21才の小橋。前日の予選はギリギリの8位通過だったが、単走ではみごとなコントロールで10位の得点を出して初のベスト16進出を果たした。

単走決勝 結果

Pos. No. Driver Car Score
1 2 齋藤 太吾 GX100 100.59
2 13 川畑 真人 RPS13 100.09
3 11 今村 陽一 S15 99.17
4 7 末永 正雄 SE3P 98.30
5 70 横井 昌志 S15 98.30
6 9 末永 直登 S15 98.27
7 25 織戸 学 ZN6 98.20
8 15 佐久間 達也 S15 97.95
9 8 時田 雅義 GRS184 97.75
10 27 小橋 正典 CT9A 97.54
11 78 上野 高広 E92 97.39
12 55 アマンディオ JZX100 97.23
13 5 高山 健司 GRS191 97.06
14 99 松川 和也 AE85 96.68
15 81 唄 和也 RPS13 96.58
16 87 谷口 信輝 ZN6 96.54
▲ 追走トーナメント進出 ▲
Pos. No. Driver Car Score
17 86 日比野 哲也 ZN6 96.52
18 22 田中 省己 S15 95.93
19 19 片岡 龍也 JZA80 95.59
20 51 岩井 照宣 A35 95.26
21 92 高橋 邦明 GRX130 95.05
22 6 内海 彰乃 S15 94.79
23 23 古口 美範 S15 93.81
24 57 廣田 友和 JZX110 91.65
▲ マイナー追走進出 ▲

第4戦 単走優勝 Rd.4 Tanso WINNER

齋藤 太吾

PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS
MARKⅡ [ GX100 ]

齋藤太吾

 昨日は、本番直前にデフが壊れて、ファイナルが変わったから使うギヤが変わっちゃったんで、イマイチでしたけど、今日はそれでちゃんと練習して合わせられたんで、予定どおりです。
 もう単走優勝狙っていけるかんじでした。昨日はぶっつけ本番でしたからね。それで壁にこすったりしちゃったんで。1本目はあまり狙わないで行ったんですけど、壁にちょっとよりすぎちゃって、ちょっとフラついたんで、そんなに点は伸びなかったんです。
 2本目はそれをちょっと修正できたんで、バッチリでした。ちょっと予定よりつきすぎたんですけど、まぁ結果オーライで。出る方向は予定どおりだったんですけど、角度がつきすぎちゃって、そのまま押し切ったかんじで。パワーで強引にいったかんじですね。

第4戦 追走 Rd.4 Tsuiso

好調の織戸、齋藤に敗れる!

  • Final Battle

    齋藤 太吾 MARKⅡ [ GX100 ]  VS  織戸 学 86 [ ZN6 ]

    齋藤太吾vs織戸学

    シリーズ第4戦の決勝戦。織戸は2コーナーのアプローチでややラインが小さくなったが、それでも齋藤はかまわず寄せたまま合わせていき、文句なしの勝利を決めた。

  • 齋藤太吾vs織戸学
  • 齋藤太吾vs織戸学

 ベスト16では、ランキング4位の横井が後追いでスピンしてアマンディオに敗北。また今村がピットウォールにクラッシュして松川に敗れるという波乱があった。
 アマンディオは末永(正)にもスピードでうわまわってベスト4に進出。また前日から好調だった川畑は、エンジンが吹けなくなる症状が出て大きくラインを乱し、織戸に敗れた。
 ベスト4に進出したのは、齋藤、アマンディオ、織戸、末永(直)の4名。まずは齋藤とアマンディオが対戦した。アマンディオのマシンはもともと齋藤が製作したもので、似たような迫力系スタイルの対決となった。アマンディオもノーミスのいい走りをしたが、齋藤の接近度のほうがうわまわり、齋藤が決勝進出。また織戸vs末永(直)の対戦はおたがいに相手との距離を詰める走りをして再戦にもつれこんだ。しかし、その1本目、後追いの末永が最終コーナーで織戸に接近しすぎ、行き場を失ってウォールに接触して戻り、織戸が勝った。
 決勝は齋藤vs織戸。ここまで織戸はひときわ高いコーナリングスピードで相手を寄せつけず勝ち上がってきた。いっぽう齋藤はいつもどおり、迫力とコントロール、スピードを兼ねそなえた走りを繰り返していた。1本目、先行の齋藤がいい走りをして、織戸は最終コーナーから距離を空けられていたが、織戸もまたミスなく走り、イーブンの判定。しかし2本目、後追いの齋藤はストレートからビタビタに寄せ、織戸のドリフトに合わせきって勝ちを決めた。

  • 3rd Place Battle

    E. Amandio [ JZX100 ]  VS  末永 直登 [ S15 ]

    エマニエル・アマンディオvs末永直登

    3位決定戦。アマンディオのクルマはスピードが高く、末永は1~2コーナーでやや距離を詰めたが、2~3コーナーでまた離され、アドバンテージをとるには至らなかった。

  • Tsuiso topics

    織戸 学 [ ZN6 ]  VS  末永 直登 [ S15 ]

    織戸学vs末永直登

    織戸vs末永(直)のベスト4。再戦の1本目、後追いの末永は飛び出しから詰め寄ったが、織戸の後ろにまわり込んで壁に接触してもどってしまう。このアドバンテージが決め手となり、織戸が決勝に進出した。

第4戦追走決勝トーナメントラダー 第4戦追走予選ラダー

第4戦 優勝 Rd.4 WINNER

齋藤 太吾

PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS
MARKⅡ [ GX100 ]

齋藤太吾

 今日は自分ではミスしないで走れましたね。クルマも調子よくて。
 決勝の織戸さんとの対戦は、まぁ勝ち負け抜きですごい楽しめたんでいい大会でした。
 でも、オレ次が出られない(※海外の大会と重なる)んですよ。次が出れないんで、またポイント差開いちゃうんで……まぁ最終戦楽しみにしてます。シリーズ争いできちゃったら楽しいな、みたいな。
 やっぱり2日目に勝つと気持ちよく帰れるんで、いいですね。昨日勝っても今日負けたら悔しくて帰るんでアレですけど…。だから逆よりずっといいです。

第4戦 リザルト Rd.4 Results

総合順位

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Point
1 2 齋藤 太吾 PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS MARKⅡ GX100 赤・黒 ATR 26
2 25 織戸 学 DRIVE M7 MAX ORIDO RACING 86 ZN6 黒・赤・緑 YH 23
3 55 Emmanuel Amandio WEDRIFTEAM CHASER JZX100 黒・緑 ATR 20
4 9 末永 直登 YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE SILVIA S15 YH 17
5 13 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS 180SX RPS13 TY 14
6 7 末永 正雄 RE雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA RX-8 SE3P YH 13
7 8 時田 雅義 GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R CROWN GRS184 GY 12
8 99 松川 和也 Team UP GARAGE with DROO-P TRUENO AE85 白・黒 FK 11
9 11 今村 陽一 nichiei ECO BURN with FALKEN SILVIA S15 赤・銀・黒 FK 9
10 70 横井 昌志 D-MAX SILVIA S15 NK 8
11 15 佐久間 達也 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS SILVIA S15 TY 7
12 27 小橋 正典 YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE LANCER Evo.Ⅸ CT9A YH 6
13 78 上野 高広 TEAM VERTEX 320 i E92 YH 5
14 5 高山 健司 TEAM MORI with GOODYEAR GS GRS191 GY 4
15 81 唄 和也 GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.&B-west 180SX RPS13 GY 3
16 87 谷口 信輝 HKS 86 ZN6 YH 2
17 86 日比野 哲也 Team UP GARAGE with DROO-P 86 ZN6 白・黒 FK 1
18 22 田中 省己 TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES SILVIA S15 TY 1
19 19 片岡 龍也 Team UP GARAGE with BANDOH SUPRA JZA80 YH 1
20 92 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with Kunny'z MARK X GRX130 GY 1
21 51 岩井 照宜 H.D.O QS 信玄&RS Watanabe CHARMANT A35 灰色・白 - 0
22 6 内海 彰乃 RC926 with TOYO TIRES SILVIA S15 肌色 TY 0
23 23 古口 美範 Team BOSS ENDLESS with FALKEN SILVIA S15 FK 0
24 57 廣田 友和 GOODYEAR Racing with ST.GARAGE MARKⅡ JZX110 GY 0

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