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第1戦 レポート Rd.1 Report

前年度王者の横井昌志が単走&追走ともに優勝!

決勝戦 表彰式

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第1戦 単走決勝 Rd.1 Tanso Final

指定ゾーンを通過せよ!

  • Tanso 1st Place

    横井 昌志 ( D-MAX RACING TEAM ) SILVIA [ S15 ]

    横井昌志の走り
  • Tanso 2nd Place

    日比野 哲也 SILVIA [ S14 ]

    日比野哲也の走り
  • Tanso 3rd Place

    植尾 勝浩 SILVIA [ S15 ]

    植尾勝浩の走り

 2019年から単走が大きく変わった。まず単走予選がなくなって、全車単走決勝からの出走になった。また採点の方法としては、DOSS(機械採点システム)が導入されてから昨年までは、コース内ならどこを走っても自由だったが、今季からは指定したゾーンを通過することが求められるようになったのだ。
 このラウンドではホームストレートの後半にゾーン1、1コーナーにゾーン2、第1ヘアピンにゾーン3が設定され、ボディの一部でもいいからそこを通過しないと減点されることになった。あくまでもベースとなるのはDOSSの得点だが、指定ゾーンを外した場合は1〜2ポイント減点される。
 そして第1戦は雨が降ったり止んだりという天候のもとでおこなわれた。路面状況の変化によって、DOSSのウエット係数は途中で3回変更されたため、全体の得点上位16名ではなく、4つにわけたグループの各上位4名が追走トーナメントに進出するという方式になった。
 Aグループでは鳴り物入りで復活してきた中村がチェック走行中のエンジンブローでリタイヤとなった。
 Bグループではまず横井が2本目に大きな角度と安定した姿勢で98.66点という最高得点を獲得。つづいてS2000からシルビアに乗り換えた日比野がストレートと1コーナーで大きな角度を見せて点を稼いだものの、ヘアピンでは角度が不足し97.28点で横井の点にはおよばず2位。けっきょく横井と日比野の点はこのあと抜かれることはなく、横井が単走優勝となった。
 Cグループは小橋と藤野が敗退するという波乱があり、Dグループでは植尾が横井と日比野につづく得点を叩き出した。

  • Tanso Topics

    石川 隼也 SKYLINE [ ER34 ]

    石川隼也

    昨年のD1ライツシリーズのチャンピオン石川は、乗り慣れないスカイラインながらリズムよくマシンをコントロールし、追走進出を果たした。

  • Tanso Topics

    内海 彰乃 SILVIA [ S15 ]

    内海彰乃

    昨年最終戦の勝者・内海は全体的に速度が低めで、振り返しの勢いも足りず、得点を伸ばせないまま単走敗退となった。

  • Tanso Topics

    今村 陽一 MARANELLO [ F550 ]

    今村陽一

    フェラーリF550をデビューさせた今村だが、まだ足まわりに問題を抱えていて、まともにドリフトはできなかった。

  • Tanso Topics

    藤野 秀之 180SX [ RPS13 ]

    藤野秀之

    藤野は車速こそ高かったものの、2本とも1コーナーで距離感が合わせられずに大きく減点され、追走進出を果たせなかった。

  • Tanso Topics

    渕上 勝 SILVIA [ S15 ]

    渕上勝

    車速はあまり高くなかったが、1コーナーとヘアピンの旋回区間での角度と安定性で点を稼いだ渕上が初の追走進出を果たした。

  • Tanso Topics

    D1 COURSE

    D1コース

    通過ゾーン指定は3ヵ所。メインストレートのゾーンは、外すと2ポイント減点、1コーナーのゾーンは外すと1ポイント減点、ヘアピンのゾーンは外すと2ポイント減点とされた。

単走決勝 結果

Pos. Grp. No. Driver Car Best 2nd
1 B 70 横井 昌志 S15 98.66 96.76
2 B 18 日比野 哲也 S14 97.28 94.21
3 D 15 植尾 勝浩 S15 96.98 96.92
4 C 45 畑中 真吾 JZX100 96.76 95.61
5 C 36 髙橋 和己 JZX100 96.23 94.79
6 C 52 北岡 裕輔 JZX100 95.97 92.97
7 B 90 川畑 真人 A90 95.96 93.84
8 A 7 松井 有紀夫 FD3S 95.93 86.63
9 A 78 上野 高広 JZZ30 95.66 74.96
10 B 62 石川 隼也 ER34 95.64 94.21
11 C 14 村山 悌啓 S14 95.05 92.20
12 D 31 渕上 勝 S15 93.89 91.75
13 D 95 D. Toyingcharoen ZN6 93.62 93.31
14 A 9 末永 直登 S15 93.54 89.03
15 A 87 齋藤 太吾 A90 93.40 69.41
16 D 2 田中 省己 S15 91.13 90.42
▲ 追走トーナメント進出 ▲
Pos. Grp. No. Driver Car Best 2nd
17 C 4 小橋 正典 S15 94.48 93.77
18 C 84 Charles Ng S15 94.35 93.32
19 C 66 藤野 秀之 RPS13 94.16 76.32
20 B 5 内海 彰乃 S15 93.81 90.72
21 C 22 木口 健治 C33 93.30 88.55
22 B 16 山口 孝二 S15 92.95 91.85
23 A 61 寺町 邦彦 S15 92.90 86.97
24 B 43 田所 義文 AE86 90.51 68.35
25 A 81 唄 和也 RPS13 90.35 79.53
26 D 51 岩井 照宜 FC3S 89.94 89.87
27 A 49 松田 博行 S15 88.33 71.00
28 D 8 時田 雅義 ZN6 87.24 70.97
29 B 60 今村 陽一 F550 8.70 -
- D 73 斎藤 育生 JZX100 RETIRE
- A 99 中村 直樹 S15 RETIRE
- A 30 中田 哲郎 JZX100 RETIRE
- D 86 森田 登 AE86 NO TRY

第1戦 単走優勝 Rd.1 Tanso WINNER

横井 昌志

D-MAX RACING TEAM
D-MAX S15 SILVIA [ S15 ]

横井昌志

 去年の筑波はタイヤが外れてしまってリタイヤあつかいとなってしまったんですけど、去年も走りはすごくよくて、点数も出てたので、今年もけっこう自信を持って筑波に来たんです。
 いちおう練習日から点数もそこそこ出ててトップレベルな点数も出てたので、自信を持って単走に臨めたかなというふうに思います。
 路面の変化がすごくあってむずかしい状況だったんですが、1本目2本目と順番に点数を上げていけて、自分のなかではけっこうマネージメントも上手にできたかなと思います。

第1戦 追走トーナメント Rd.1 Tsuiso Tournament

横井が圧巻の速度と角度で日比野を下す!

  • Final Battle

    横井 昌志 SILVIA [ S15 ] vs 日比野 哲也 SILVIA [ S14 ]

    横井昌志vs日比野哲也
  • 横井昌志vs日比野哲也
  • 横井昌志vs日比野哲也

 今季から追走の採点方法も大きく変わった。まずあくまでもベースは先行車、後追い車それぞれのDOSS得点となる。そのうえで、先行車はやゾーン外しがあれば減点される。また、後追い車は先行車に接近すれば加点されるが、大きく離されると減点される。
 したがって、先行時にしても後追い時にしてもDOSS得点がこれまで以上に重要になる。ベース点で相手に大きな差をつけられれば、それだけで有利だからだ。
 ベスト16は、昨年のランキング上位選手が勝ち上がるという順当な展開だった。そのなかで、GRスープラを公式戦デビューさせた齋藤は、好調の日比野と対戦。スピードで日比野がうわまわり齋藤は敗退した。
 ベスト16で齋藤のGRスープラに勝った日比野は、ベスト8では川畑のGRスープラと対戦した。1本目は先行の日比野が1コーナーで流されたところに川畑が接近し、川畑がアドバンテージをとったが、2本目は先行の川畑が同様に1コーナーで流され、日比野はより接近したドリフトを見せて逆転勝ちした。
 ベスト4に勝ち上がったのは、横井、畑中、日比野、北岡の4名。まずは横井と畑中が対戦した。1本目後追いの畑中は1コーナーでも横井との距離を詰めたが、DOSSのベース点で横井が大きく上まわっていたため、アドバンテージは横井に。入れ替えた2本目、畑中のスピードに横井もついていったが入りきれずイーブンの判定。2本の得点の合計により横井が勝った。
 準決勝もうひとつの対戦は日比野vs北岡。1本目は日比野が1コーナーでゾーンを外したものの、北岡も入りきれず、日比野のDOSS得点が高かったこともあって日比野アドバンテージ。2本目は後追いの日比野が近い距離を保って日比野が勝った。
 決勝は横井vs日比野。日比野はここで電気系のトラブルを生じたが、決勝までになんとか修理して走ることができた。
 決勝。1本目はまず先行の横井がいい走りを見せ、日比野は加速区間から距離をあけられて、寄せることができない。さらにヘアピンでゾーンを外してしまって横井に大きくアドバンテージ。2本目は横井が近い距離のドリフトを見せて、横井の優勝が決まった。

  • Semi Final Battle

    横井 昌志 [ S15 ] vs 畑中 真吾 [ JZX100 ]

    横井昌志vs畑中真吾

    1本目、畑中は横井を攻め、接近ポイント2をとったが、DOSS点では横井が3ポイントうわまわっていたため、アドバンテージをとれなかった。

  • Semi Final Battle

    日比野 哲也 [ S14 ] vs 北岡 裕輔 [ JZX100 ]

    日比野哲也vs北岡裕輔

    たがいに後追い時に完全には寄せきれなかったものの、接近ポイント1をとる健闘を見せたが、DOSS点の差で日比野が勝った。

  • Pick Up Battle

    日比野 哲也 [ S14 ] vs 齋藤 太吾 [ A90 ]

    日比野哲也vs齋藤太吾

    2本目。齋藤も先行時にはいい走りを見せたが、スピードでうわまわっていた日比野が寄せてアドバンテージを獲得し、勝利した。

  • Pick Up Battle

    川畑 真人 [ A90 ] vs 石川 隼也 [ ER34 ]

    川畑真人vs石川隼也

    川畑はD1グランプリシリーズで初の追走となった石川に対し、後追いから近い距離のドリフトであわせきり、GRスープラでの公式戦初勝利を決めた。

  • Pick Up Battle

    横井 昌志 [ S15 ] vs 松井 有紀夫 [ FD3S ]

    横井昌志vs松井有紀夫

    松井は1本目の後追い時にアドバンテージをとっていたが、2本目の先行時にスピンしてしまい、横井の勝ちとなった。

  • Pick Up Battle

    末永 直登 [ S15 ] vs 北岡 裕輔 [ JZX100 ]

    末永直登vs北岡裕輔

    両者後追い時には攻めの追走で接近ポイントを3ptsずつ獲得したが、後追い時のDOSS得点で上まわった北岡が勝利した。

第1戦トーナメントラダー

第1戦 優勝 Rd.1 WINNER

横井 昌志

D-MAX RACING TEAM
D-MAX S15 SILVIA [ S15 ]

横井昌志

 新ルールになったのもありまして、先行のDOSS得点がけっこう大事になったかなというイメージです。先行でけっこうしっかり点数をとれて、次に入れ替えた相手の点数とくらべると自分のほうがだいたい2点から3点高かったので、その時点でそのぶんのランクがもらえているようなイメージで走れたので、先行で点数をとって、後追いでそこそこ点数をとって勝つという流れがベスト16からできあがってきてたな、というかんじに思います。
 その先行の走りがあったからこそ、畑中さんには後追いのときにはついていけなかったんですけど……ちょっと畑中さんが速くて、思ったよりも、ぜんぜんついていけませんでした。
 ただやっぱり先行の(自分の)点数がよかったので、それが自分のなかではよかったかな、と。それに助けられたな、と思います。
 この新ルールになって、先行の点数がほんとに大事だな、と実感したんですけど、世界的にも先行の走りってすごく大事だなっていう流れがあって、いままでのD1だと先行がちょっと七分から八分くらいのイメージで走ってたと思うんですけど、やはり世界とおなじようなかんじで、先行はすごく大事だな、というイメージでこれました。
 やはりそういうのはこれからのD1もすごくいいことだと思いますし、そのぶん単走は予選からもみんな気合いを入れてこれからどんどん行くんじゃないかなと思います。

  • The 2nd Place

    日比野 哲也 SILVIA [ S14 ]

    日比野哲也
  • The 3rd Place

    畑中 真吾 MARKⅡ [ JZX100 ]

    畑中 真吾
  • Best Performance Team

    D-MAX RACING TEAM

    D-MAX RACING TEAM

第1戦 リザルト Rd.1 Results

第1戦入賞者 シャンパンファイト

総合順位

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Point
1 70 横井 昌志 D-MAX RACING TEAM SILVIA S15 Blue NK 25 4
2 18 日比野 哲也 Team SunRISE RACING SILVIA S14 Blue/Orange VL 21 3
3 45 畑中 真吾 VALINO IGM RACING MARKⅡ JZX100 Black VL 18 1
4 52 北岡 裕輔 TEAM MORI MARKⅡ JZX100 Red VL 16
5 36 高橋 和己 TMS RACING TEAM MARKⅡ JZX100 Green/Black TY/RY 13
6 90 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT - 1 GR SUPRA A90 Blue/White TY 12
7 7 松井 有紀夫 Team RE雨宮 K&N RX-7 FD3S Blue TY 11
8 9 末永 直登 LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE SILVIA S15 White/Blue LL 10
9 15 植尾 勝浩 VALINO Z.S.S. Racing SILVIA S15 Red/Black VL 8 2
10 78 上野 高広 TEAM VERTEX VALINO SOARER JZZ30 White/Red VL 7
11 62 石川 隼也 nichiei racing GOODRIDE SKYLINE ER34 Black/Green GR 6
12 14 村山 悌啓 激☆滑走団 IK BNJ SILVIA S14 White DL 5
13 31 渕上 勝 MSR 北九州 SILVIA S15 Black GR 4
14 95 Daychapon Toyingcharoen Team TOYO TIRES DRIFT - 2 86 ZN6 Blue/White TY 3
15 87 齋藤 太吾 FAT FIVE RACING GR SUPRA A90 Black ZK 2
16 2 田中 省己 SEIMI STYLE DRIFT FIVEX TIRES SILVIA S15 Blue FV 1

TIRES = TY:TOYO TIRES VL:VALINO TIRES LL:LINGLONG TIRE GR:GOODRIDE NK:NANKANG FV:FIVEX TIRES ZK:ZEKNOVA DL:DUNLOP GY:GOODYEAR RY:RYDANZ TA:TRI-ACE

単走順位

Pos. No. Driver Team Car Car Color Tire Point
1 70 横井 昌志 D-MAX RACING TEAM SILVIA S15 Blue NK 20
2 18 日比野 哲也 Team SunRISE RACING SILVIA S14 Blue/Orange VL 16
3 15 植尾 勝浩 VALINO Z.S.S. Racing SILVIA S15 Red/Black VL 15
4 45 畑中 真吾 VALINO IGM RACING MARKⅡ JZX100 Black VL 14
5 36 高橋 和己 TMS RACING TEAM MARKⅡ JZX100 Green/Black TY/RY 13
6 52 北岡 裕輔 TEAM MORI MARKⅡ JZX100 Red VL 12
7 90 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT - 1 GR SUPRA A90 Blue/White TY 11
8 7 松井 有紀夫 Team RE雨宮 K&N RX-7 FD3S Blue TY 10
9 78 上野 高広 TEAM VERTEX VALINO SOARER JZZ30 White/Red VL 8
10 62 石川 隼也 nichiei racing GOODRIDE SKYLINE ER34 Black/Green GR 7
11 14 村山 悌啓 激☆滑走団 IK BNJ SILVIA S14 White DL 6
12 31 渕上 勝 MSR 北九州 SILVIA S15 Black GR 5
13 95 Daychapon Toyingcharoen Team TOYO TIRES DRIFT - 2 86 ZN6 Blue/White TY 4
14 9 末永 直登 LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE SILVIA S15 White/Blue LL 3
15 87 齋藤 太吾 FAT FIVE RACING GR SUPRA A90 Black ZK 2
16 2 田中 省己 SEIMI STYLE DRIFT FIVEX TIRES SILVIA S15 Blue FV 1

TIRES = TY:TOYO TIRES VL:VALINO TIRES LL:LINGLONG TIRE GR:GOODRIDE NK:NANKANG FV:FIVEX TIRES ZK:ZEKNOVA DL:DUNLOP GY:GOODYEAR RY:RYDANZ TA:TRI-ACE

チーム順位

Pos. No. Team Driver Tire Point
1 70 D-MAX RACING TEAM 横井 昌志 NANKANG 26
2 18 Team SunRISE RACING 日比野 哲也 VALINO 20
3 45 VALINO IGM RACING 畑中 真吾 VALINO 15
4 52 TEAM MORI 北岡 裕輔 VALINO 10
5 36 TMS RACING TEAM 高橋 和己 TOYO TIRES/RYDANZ 6
6 90 Team TOYO TIRES DRIFT - 1 川畑 真人 TOYO TIRES 6
7 7 Team RE雨宮 K&N 松井 有紀夫 TOYO TIRES 6
8 9 LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE 末永 直登 LINGLONG 6
9 15 VALINO Z.S.S. Racing 植尾 勝浩 VALINO 3
10 78 TEAM VERTEX VALINO 上野 高広 VALINO 3
11 62 nichiei racing GOODRIDE 石川 隼也 GOODRIDE 3
12 14 激☆滑走団 IK BNJ 村山 悌啓 DUNLOP 3
13 31 MSR 北九州 渕上 勝 GOODRIDE 3
14 95 Team TOYO TIRES DRIFT - 2 Daychapon Toyingcharoen TOYO TIRES 3
15 87 FAT FIVE RACING 齋藤 太吾 ZEKNOVA 3
16 2 SEIMI STYLE DRIFT FIVEX TIRES 田中 省己 FIVEX TIRES 3

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