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D1 STREET LEGAL Rd.5 EBISU
September 26 - 27 at Ebisu Circuit South Course

コンディション:ウェット → ドライ
公式入場者数:927名(2日間合計)
D1EJ Rd.2 Report
Tanso Final
路面の変化にあわせられるか
  •  1st  
    永塚 尚幸  (PB·M戦師) シルビア [S15]

    スピードのある飛び出しを見せたあとは、1コーナーに向けて大きく角度をつけ、アクセルを踏んで旋回していった永塚が単走優勝した。
  •  2nd  
    飯塚 一哉  シルビア [PS13]
  •  3rd  
    米内 寿斗  180SX [RPS13]

 D1東日本シリーズ第2戦の舞台はエビスサーキット南コース。東日本のドリフターには、よく走っているドライバーも多いが、この日むずかしかったのは路面コンディションの変化だった。
 練習走行に来ていた選手も多かった前日の天候は雨。当日朝の練習走行では水がひきつつあったものの、本番のまえにまた雨。しかし、本番まえには雨があがり、どんどん路面が乾いていくというむずかしいコンディションのなか、とくに後半に走行した選手は、ほとんど練習していないドライ路面の走りをほとんどぶっつけ本番でやらなければいけなかった。
 2本ともスピンや大きなもどりなどの失敗をしてしまった選手もいたが、ボーダーライン近辺も、フラつき、角度の不足、ラインのズレなどで大きく減点された得点となり、そのミスの大小で当落が決まった。
 それでも、とくに最終コーナーの飛び出しなどでインパクトのある見せ場を作ったドライバーが上位に入り、無難な走りだと点は低くなる傾向だった。
 そして、そのなかで、勢いのある飛び出しを見せ、そのあともメリハリのあるドライビングを見せた永塚が1位通過を果たした。

  •  Pick Up  
    井坂 修 シルビア [S15]

    本番では2本ともミスしてしまった井坂。オイル処理作業を手伝っていたときに左足を痛めてしまい「クラッチが踏めなかった」とのことだが、オイル処理後におこなわれたチェック走行では、通過カクジツのキレイな走行を決めていただけに残念な結果となった。
  •  Pick Up  
    鈴木 静香 シルビア [S14]

    昨年も追走進出しているため、今回も期待されていた鈴木だったが、本番1本目にまさかの壁ドン! 大きなケガがなくてなによりだが、マシンは一発廃車!…に思われた。しかし翌日のD1レディースリーグにも参加しているため、ここから必死の修復作業がはじまることとなった…。
◆ D1EJ 単走決勝 結果 ◆
Pos. No. Driver Car Best
1 6 永塚 尚幸 S15 98.60
2 25 飯塚 一哉 PS13 98.40
3 10 米内 寿斗 RPS13 98.20
4 1 齋藤 大輔 S15 98.00
5 16 岡村 達也 S15 97.75
6 11 村上 佳 JZX100 97.30
7 23 松田 博行 S14 97.25
8 8 Ben Williams JZZ30 97.25
9 15 師岡 利恵 S14 97.15
10 18 高橋 拓臣 S14 97.00
11 4 貝瀬 雅人 S14 96.75
12 5 堀川 清男 S14 96.65
13 19 浅川 誠 PS13 96.25
14 3 大花 修一郎 S14 96.10
15 7 塚田 充  S14 95.75
16 12 三井 健貴 S14 95.25
▲ 以上 追走トーナメント進出 ▲
 
Pos. No. Driver Car Best
17 13 笹山 栄久 JZX100 95.00
18 22 南 雅之 S15 93.50
19 9 山之内 彰人 RPS13 76.50
20 17 井坂 修 S15 66.25
21 24 酒井 裕行 RPS13 66.00
22 14 大澤 克実 PS13 22.50
23 20 鈴木 静香 S14 10.00
- 21 二川 隆司 MZ21 RETIRE
Tanso WINNER

永塚 尚幸
(PB·M戦師)
シルビア [S15]


 デキはかなりよかったと思います。このために2回練習に来ていたんですけど、今日の練習走行でもぜんぜんダメで…ぶつかったりもしましたが、本番はドライになってたので、たまたまうまくいったかんじです。
 心がけていたのはやっぱり最終コーナーですかね。丁寧に走るようにしていました。ここは練習に来ていたなかでもうまくいったほうだと思います。
 単走は通過するとは思っていたんですけど、そんなによかったとは思っていませんでした。うれしいだけですね〜。
 走行まえに熊久保さんがいろいろ教えてくれて、それがハマったかんじです。

Tsuiso Final Tournament
安定した走りで高橋が初優勝!
  •  Final Battle  
    Ben Williams [JZZ30]  vs  高橋 拓臣 [S14]

    どっちが勝っても初優勝というウィリアムスと高橋の対戦。両者ともキレイな走りで大きなミスはなかったが、寄せた距離の差で高橋が勝った。

 追走トーナメントに入ると、ベスト16ではミスで決着がつくケースが多かった。ランキング3位の大花は2本ともドリフトの戻りやアウトに流された場面があって敗退。同4位の貝瀬はウォームアップ走行でタイロッドが折れて敗退した。また第1戦の勝者である齋藤も、ベスト8でシフトミスから無理に姿勢を変えようとして逆にクラッシュしてしまい敗退した。
 ベスト4に勝ち上がったのは、ウィリアムス、堀川、高橋、米内の4名。なかでもウィリアムスと米内は攻めの追走を見せて勝ち上がってきていた。
 準決勝最初の対戦、ウィリアムスvs堀川は堀川に2本ともミスが出てウィリアムスが決勝進出を決める。いっぽう高橋は準決勝あたりから安定した接近ドリフトを見せるようになった。高橋vs米内の対戦は両者ともいい追走を見せて再々戦にまでもつれたが、米内はマシンのパワー不足のせいか、1コーナーでの走りに余裕がなかった。最終的には、米内が1コーナーでインカットをしてしまい、ノーミスだった高橋が勝利した。
 決勝はウィリアムスvs高橋。1本目はウィリアムスが先行。高橋はキレイな近い接近ドリフトを見せてアドバンテージを獲得する。2本目は高橋が先行、ウィリアムスにも大きなミスはなかったが、高橋のインをとらえることはできず、高橋の優勝が決まった。

  •  Best 4 Battle  
    Ben Williams [JZZ30]  vs  堀川 清男 [S14]

    ウィリアムス先行の1本目、堀川は車間が空いた状態で大きくインカット! これに対してウィリアムスはいい走りを決めたため、8対5.5でウィリアムスのアドバンテージ。2本目は最終コーナー手前のシケインで堀川がラインカットしたうえ、競技区間でもコース外走行。ウィリアムスも審判席まえで大きく戻ったが、1本目の差で勝利した。
  •  Best 4 Battle  
    高橋 拓臣 [S14]  vs  米内 寿斗 [RPS13]

    パワー的につらいのか、ホームストレートで角度を薄くせざるを得ない米内に対して、近い距離で走ってアドバンテージをとる高橋。それでも米内は接近度でうわまわって再々戦にもつれ込んだが、その1本目、最終の飛び出しで距離をあけられてしまう。いっぽう入れ替えた2本目は高橋がミスなくきっちりと寄せて決勝戦進出を決めた。
  •  Pick Up Battle  
    永塚 尚幸 [S15] vs Ben Williams [JZZ30]

    単走優勝してベスト16も無事に突破した永塚だったが、ウィリアムスと対戦したベスト8でやらかしてしまう。これまで安定していた先行時の3〜4コーナーの振り返しでシフトミスがあったのか、大きく戻ってしまう。入れ替えた2本目はイーブンに持ち込んだが、1本目の差でウィリアムスがベスト4に進出した。
  •  Pick Up Battle  
    齋藤 大輔 [S15] vs 堀川 清男 [S14]

    車速の高いドリフトで後追いの堀川を引き離して飛び込んできた齋藤。しかし2コーナーへのアプローチで止められず大きく流されてアウト側のウォールにヒット! 堀川も戻っていたが齋藤はこれで走行不能となって敗退。ウィリアムスが準優勝したことでポイント差を大きく詰められてしまった。
WINNER

高橋 拓臣
(progressive with IBM)
シルビア [S14]


 ありがとうございます。エビスは年に2〜3回しか走らないんですけど、前回練習にきたときに追走の練習をいっぱいしまして、エビスの南コース以外でも地元のモーターランドSPですごくいっぱい練習してたので自信はありました。朝だけば緊張してましたけど、追走になってしまえばいけるだろうと。
 朝はぜんぜんダメダメでしたね。単走のときにたまたまスピンせずに走れたので、それで無事追走に残れました。結果10位でしたからね。
 追走になって何回も走るうちにどんどん自分の走りが見えてきて、それでリラックスしてできたのかな〜と思います。
 (準決勝は?) おなじことをやっても、たぶんずっとサドンデスが続くだけだと思ったので、いろいろ駆け引きしましたね。米内くんとは練習のときに負けてばかりだったので、勝ってすごくうれしかったです。
 はじめて決勝の舞台に立てて夢のようなかんじでしたけど、いざはじまってしまえば、すごくリラックスしていて、いい走りができてよかったと思いました。最終コーナーからはビッタリついていきたかったんですけど、ベスト16、ベスト8と相手のミスに助けられて…それで決勝もたぶん相手のミスもあってアドバンテージを取れて勝てたのかなと思います。
 地元の岩手で優勝したとか、表彰台にあがっているひとが少ないので、地元のひとたちにお土産話をもって帰ろうと思います。

2nd

Ben Williams
(TEAM KAZAMA with POWERVEHICLES)
ソアラ [JZZ30]


 すごく満足してます。ショッキングなくらい。まだ信じられません。すごく楽しめたし、日光に行くのがすごく楽しみになりました。で、つぎこそはナンバーワンを目指します!
 うーん、最初はあまり自信はありませんでした。でも走っているうちにだんだんよくなってきたので、その調子でいきました。でも路面がウェットになったりドライになったり。ボクもそういう練習はしたことがなかったので、むずかしかったです。でもなんとかなりました。
 追走での後追いは大好きです。毎回ちがうし、むずかしいけど、すごく楽しいですね。
 オーストラリアでもドリフトをやったんですが、こっちに来てドリフトをやったらますます楽しくなって、パワービークルズで働かせてもらってたんです。最近福島から横須賀に引っ越しちゃったんですけどね。
 今回は2位で…それは1位になりたいですけども、もっと練習が必要かなと思いましたね。

3rd

米内 寿斗
(ガレージTSR)
180SX [RPS13]


 間瀬がダメダメで、今回勝たないともうシリーズはヤバいな〜と思っていたので、ひたすら練習して優勝するつもりしかなかったんだけど、3位に終わってしまったので本当にダメですね。
 単走は走りやすいぐらいの雨だったのでうまくまとめられたかな〜と思っています。
 追走は自信あったんですけど、直線で戻り気味なのが結構あって、もう少しパワーがあればもうひと踏みして寄れるかなと思ったんですけどね。もう少しやれたことがあったんではないのかと思ったので悔いしかないですね。
 なるべく単走のいい走りを意識してやったんですけどダメでした。300馬力しかないのでここはツライところです。
 準決勝は絶対勝つぞと思っていたんですけど、でも満足のいく走りがぜんぜんできなかったので。正直その結果かな〜と。もっとやれることはいっぱいあったな〜と思います。
 去年から福島に住んでいて、一応ホームコースなんです。今年のはじめまでは南コースめちゃくちゃニガテで、ただここで勝ちたかったので、毎週通って練習はしたんですけど…。でも日光は絶対勝ちます!

Result
Pos. No. Driver Team Car Car Color Point
1 18 高橋 拓臣 progressive with IBM シルビア S14 25
2 8 Ben Williams TEAM KAZAMA with POWERVEHICLES ソアラ JZZ30 21
3 10 米内 寿斗 ガレージTSR 180SX RPS13 ピンク 18
4 5 堀川 清男 Project H with ぷろもーと シルビア S14 16
5 6 永塚 尚幸 PB・M戦師 シルビア S15 13
6 25 飯塚 一哉 helios by HIMAWARI シルビア PS13 12
7 1 齋藤 大輔 GP SPORTS シルビア S15 11
8 11 村上 佳 PERFECT STYLE with murakami LTD マークⅡ JZX100 10
9 16 岡村 達也 かいとりちゃん YRC with Attraction シルビア S15 8
10 23 松田 博行 BSM JAPAN with SPEED MASTER シルビア S14 7
11 15 師岡 利恵 METAMORPHOSE シルビア S14 ピンク 6
12 4 貝瀬 雅人 T-SPORT with SHP Engineering シルビア S14 5
13 19 浅川 誠 make. シルビア PS13 銀/黒 4
14 3 大花 修一郎 Magician K-MAX with NEXZAS シルビア S14 ピンク 3
15 7 塚田 充  チーム丸山 シルビア S14 2
16 12 三井 健貴 - シルビア S14 1
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