上野が筑波でソアラ投入

3.4リッター化した2JZエンジンで900ps超え！

8年ぶりにJZZ30ソアラ再び！
　D1グランプリシリーズ発足当初から乗り続けていたJZZ30ソアラを降り、BMWの320iにマシンチェンジしたのが2009年。その後、たび重なるトラブルや不調を乗り越え、たびたび大きなクラッシュを経験するも、そのつどなんとか修復して活躍してきた。
　シリーズ戦での優勝こそないものの、エキジビションマッチでの単走優勝や名勝負の数々は記憶に残っている。とはいえボディのヤレやガタつきは限界に達しており、もはや満身創痍という状態だ。
　そんな320iの状況を鑑み、ニューマシンの投入を検討していた上野高広。しかしそのマシンも最終戦のお台場に間に合うかどうか、もしくは来年にずれ込むかもしれないという状況だった。
　そこで候補に上がったのがJZZ30ソアラだ。かつて「やりきったし、もう乗らない！」と言っていたものの、いまだ根強いソアラ復活を希望するファンからの声援、そして自身が経営するショップT&Eの20周年という節目ということから投入を決意した。
　あくまでも”つなぎ”となるマシンだが、上野のソアラに対するこだわりはハンパない。かつてのようなフルカーボン仕様とまではいかないものの、最新のトレンドを意識した足まわり、3.4リッター化された2JZエンジンには当時よりも大きなタービンが組み合わされる。現在はエンジン載せ替えの真っ最中で、カラーリングも一新し、900psオーバーのモンスターマシンになる予定だ。
　そして「ソアラに乗るからにはできる限りのことはやって、いままで培ってきたノウハウもフル導入。結果もキッチリ出したいよね！」と意気込む上野。
　筑波までにどこまで仕上がるかは未知数だが、きっと期待どおりのアツく過激な走りが見られるだろう。開催まで2週間に迫ったTSUKUBA DRIFT。D1ファン必見の戦いになりそうだ。

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  先月筑波で開催された練習会にも参加していた。当日は3.1リッター仕様のエンジンが搭載されていたが、順調に周回を重ねていた。

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  2008年まで乗っていたソアラは都合3台目ということでドライカーボンがふんだんに使われた超軽量化仕様だった。