2016年トーキョードリフト|メインビジュアル 2016年トーキョードリフト|メインビジュアル

Home > 2016 Schedule > Tokyo Drift > Ex. Report

特別戦 レポート Ex. Report

D1 CROSS

速さに徹した高山が優勝!

  • Final Battle

    高山 健司 [ GRS191 ] vs 末永 直登 [ S15 ]

    「勝ちを狙っていた」という高山はコンパクトなラインとムダのない走りで43.71秒というレコードタイムを記録した。

  第1戦の翌日におこなわれたエキジビションマッチ。最初の競技はD1クロスだ。2台の車両が同時に走行し、ジムカーナ的に速さを競う。
 コースは完全におなじではなく、コース入れ替えもないため、イコールコンディションとはいえないが、最後は合流して外周をまわるというスリリングな設定だ。8台がエントリーしてトーナメントで優勝を決める。
 ドリフトのもどりが減点とはならないため、ジムカーナのように速さに徹する走りで、高山が重いレクサスGSを決勝に進める。もうひとりの決勝進出者は、見事なドリフトコントロールで最短・最速のラインをトレースして勝ってきた末永だ。
 そして決勝戦。集中して回転を上げてスタートし、ドリフトせずに最初のパイロンをまわる高山に対し、ドリフト姿勢でパイロンにアプローチする末永。しかし速さでは高山がうわまわり、外周への合流で末永のまえに入って、この日のコースレコードを更新しつつ優勝を決めた。

  • Pick Up It !!

    末永 直登 [ S15 ] vs 田所 義文 [ AE86 ]

    準決勝の2対戦目。インコース側の末永は、古口とのハチロク対決を制して勝ち上がってきた田所を圧倒。43.97秒と1回戦で高山がマークした最速タイムに迫る好走で決勝進出を決めた。

  • Pick Up It !!

    上野 高広 [ E92 ] vs 高山 健司 [ GRS191 ]

    インコースの上野は、序盤からムダのない走りで攻めた。しかし高山もおなじく速さ重視で攻めて合流地点で上野を逆転。高山44.62秒、上野44.74秒という第接戦だった。

  • Pick Up It !!

    上野 高広 [ E92 ] vs 野村 謙 [ ER34 ]

    記念すべきD1クロスの1対戦目。ムダなく走らせる上野に対し、野村やや出遅れた。その後も野村はトラクションのかかりがよくないのかタイムは伸び悩む。45.15秒を出した上野が勝ち上がった。

D1クロス 結果

D1 CROSS WINNER

高山 健司

TEAM MORI with GOODYEAR
レクサスパーツオフGS350 [ GRS191 ]


 まぁタイム競うのはキライじゃないんで「真剣にタイム狙いに行こう」と思って、勝ち狙っていきましたよ、おとなげなく。
 じつは昨日の練習のときに、真剣にタイム狙いでいってみたんですよ、そしたら(鈴木)学さんはそれでいいって言うから、じゃあルール的にはそれでオッケーなんだと思って…もうガチでタイム縮めるように走りました。
 ドリフトとも基本はいっしょですよね。姿勢を作るときにドカンと大きく作るのかそこまでは作らないのかというくらいで、でも姿勢はやっぱりおなじように作るし。まぁ、賞金ゲットしましたイェイ!

D1 TEAM COMPETITION DRIFT

人数が増えたチーム下克上が連勝!

  • チーム下克上

    寺町 邦彦 / 畑中真吾 / 松山北斗 / 田中省己 / 北岡 裕輔 / 横井 昌志

    1本目、6台という多さにもかかわらずキレイに合わせたチーム下克上。2本目はミスによってそれ以上は決められなかったが、見事な団体ドリフトで勝利を決めた。

  • チーム1000馬力

    今村陽一 / 高橋邦明 / 齋藤 太吾 / 川畑 真人

  2番目の種目は団体ドリフト。勝敗を決めるのは観客の拍手だ。出走するのはD1ストリートリーガル出身ドライバーをメインとするチーム下克上と、大馬力マシンで構成されるチーム1000馬力。チーム下克上には、畑中と北岡が加わって6名になったのに対し、チーム1000馬力は出走予定のマシンが走れなくなったこともあって4名という構成だ。
 チーム1000馬力は、LFAに遠慮をしたのか、高橋がまえに寄せきれないなかで齋藤がまえをつっつこうとするなど、やや隊列が乱れたのに対し、チーム下克上は6台という多さにもかかわらず、しかも2本目はミスによってまえの3台とあとの3台の間隔が開いてしまったなかでも、すぐに追いついてきれいな等間隔を保つなど、見事な団体ドリフトで、昨年の大坂ラウンドにつづいてチーム下克上が勝った。

D1 TEAM COMPETITION DRIFT WINNER

チーム下克上

寺町 邦彦 / 畑中真吾 / 松山北斗 / 田中省己 / 北岡 裕輔 / 横井 昌志


【 寺町 邦彦 】
 先頭がミスったらすべて台なしなんで、とりあえずミスらず、みんなが走りやすいように大きく大きく走るように心がけました。まぁ今日は、ぼくの仕事はちゃんと果たしたと思います。
【 畑中 真吾 】
 団体ってまわりのひとたちは何回か出ているんですけれど、ぼくははじめてだったんで、まぁ足を引っ張らないように、自分なりにはがんばって走ったつもりです。
【 松山 北斗 】
 今回は練習が1回もできなかったので、ちょっとイマイチでしたね。ちょっと未完成なのお客さんに見せちゃったかなというのはあります。練習すればもっとぜんぜんできます。
【 田中 省己 】
 2本めはアイコンタクトのミスです。1回止まって再スタートがなんかタイミングが合わなくて。その後追いつきましたけど。2本目にすごいのもっていきたかったんですけど…。
【 北岡 裕輔 】
 見えなくて怖いっすよ。真っ白ですからね。でも、みんな追走うまいひとたちなんで、そんな大きなトラブルもないだろっていう感覚で、もう信用していきました。
【 横井 昌志 】
 イチバンうしろは離されやすいんで、ひとりだけ最終コーナーをショートカットして出てきて、ちゃんと均等になるように走りました。まぁ今日のできは九分ぐらいですかね。

D1 SYNCHRO DRIFT

同カラーの2台がキレイな演技を披露!

  • D-MAX

    横井 昌志 / 平島 明

    唄と寺町のGOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.よりも近い距離で走りきったD-MAXが勝利を決めた。

  • GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.

    唄 和也 / 寺町 邦彦

  つぎの種目はD1シンクロドリフト。チームメイト2台が息の合ったドリフト演技を競う。しかし、当初出走予定だった2チームがマシントラブルで走れなくなったため、D-MAX(平島と横井)とGOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.(唄と寺町)が急きょ出走となった。
 まずはツインドリフト。唄と寺町もキレイな走りを見せるが、平島と横井のほうが近い。そしてつぎは「並走ドリフト」「定常円」「オーバーテイク」「対面ドリフト」を盛り込んだ自由演技。平島と横井が定常円でタイミングを合わせつつきっちり正面で対面ドリフトをする見事な演技を見せたのに対し、唄と寺町のチームは、演目に工夫が見られたもののミスが出て、D-MAXの勝ちとなった。

D1 SYNCHRO DRIFT WINNER

D-MAX

横井 昌志 / 平島 明


【 平島 明 】
 決まったのは急きょですね。はじまる30分くらいまえでした。でもぜんぜんやりたかったんで「ラッキー♪ ラッキー♪」みたいなかんじで。つねに横井とは走ってるので、なんの不安もなく、あれくらいだったらぜんぜん余裕で何回でもできると思います。またやりたいですね。挑戦者求むというかんじです。
【 横井 昌志 】
 普段からいっしょに走ってるんでやりやすかったです。ぼくは定常円するときに、ちょっとスピンしたんです。それをごまかしたんですけど、平島さんもうまいことスピンしてたみたいで。そのへんまでうまくシンクロしちゃったっていうかんじでした。すごく楽しめました。ぜひまた呼んでもらいたいですね。

D1 TSUISO BATTLE

川畑が齋藤に勝って前日のリベンジを果たす!

  • Final Battle

    川畑 真人 [ R35 ] vs 齋藤 太吾 [ JZX100 ]

    齋藤2ランクのアドバンテージで折り返した2本目。後追いの川畑は1本目の齋藤とおなじような距離感で接近。しかし先行の齋藤はわずかに小さいラインを通ってしまい減点。川畑が前日のリベンジを果たした。

  最後の種目はD1追走バトル。13名が出走(川畑、齋藤、今村は2回出走)するファーストグラデーションでは、追走のバトルをおこなうが、スコアの合計点が高い2組(計4名)だけが、アルティメイト4に進出でき、そこからは通常の追走勝負となる。
 したがってファーストグラデーションで重要なのは勝敗ではなく、ふたりの走りのレベルの高さということになる。しかし、ツインドリフトとちがって先行が手加減するといい点は出ないので、けっきょくガチンコの追走は必要だ。
 ファーストグラデーションでは、今村もいい追走は見せたが、やはりエキシビションマッチ用マシンであるLFAの戦闘力がまだ不十分なのかスコアは足りずに敗退。日比野vs齋藤の組は1本目に日比野が10:12というすごいスコアを出したものの、2本目に日比野がクラッシュしてしまった。
 けっきょく内海が先行時に10、平島が先行時に9を出した内海・平島のふたりと、合計41.5というスコアを出した川畑・齋藤のふたりがアルティメイト4に勝ちあがった。
 ここからは通常どおりの追走。まず川畑と平島が対戦した。平島は後追いから1コーナーで川畑のインを差したが、そこでドリフトがもどってしまい、2本目は川畑がビタビタに決めて勝利。内海vs齋藤はストレートで離された内海がアドバンテージをとれず齋藤が勝った。
 決勝は川畑vs齋藤。1本目は川畑が先行だ。齋藤はコーナー進入から川畑のインを差し、2ランクのアドバンテージを得る。2本目は齋藤が先行。川畑もまたコーナー進入から齋藤のインに飛び込み、おなじような距離感のドリフトを見せたが、齋藤が小さいラインを通ったことによる減点が入り、川畑の優勝となった。

  • Best 4 Battle !!

    川畑 真人 [ R35 ] vs 平島 明 [ S15 ]

    1本目は後追いの平島が1コーナーで川畑のインを差したが、そこでドリフトがもどってしまう。入れ替えた2本目は川畑がビタビタに決めて2.5ランクのアドバンテージを獲得して勝利。

  • Best 4 Battle !!

    内海 彰乃 [ S15 ] vs 齋藤 太吾 [ JZX100 ]

    内海先行の1本目。齋藤は降り出しからガッツリと入り込んで驚異の3ランクのアドバンテージ。いっぽう入れ替えた2本目は、内海がストレートで離されたてしまい0.5ランクしかアドバンテージをとれず…。齋藤が勝った。

  • Pick Up It !!

    今村 陽一 [ LFA10 ] vs 高橋 邦明 [ JZX100 ]

    前日はトラブルによって走れなかった今村。8対10の高橋アドバンテージで折り返した2本目。今村は振り出しから驚異の接近度で攻めたがCスタンドまえで離れてしまう。アドバンテージはとったものの合計ランク35.5でベスト4進出は逃した。

D1 TSUISO BATTLE WINNER

川畑 真人

Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING
GReddy 35RX SPEC-D [ R35 ]


 昨日のあと、このレイアウトでのギヤ比の見直しと、運転のラインの見直しと、全部ちょっと見直しましたね。ダイゴに勝つためにということで見直しました。
 もうフリダシから、3セクまではほぼほぼイメージ通りの走り。3セク詰めすぎたので、4セクちょっと引かないと行けなかったんですけど、ちょっと引きすぎたので、ちょっとそこの駆け引きでミスはいけなかった出たんですけど、たぶんそこのミスよりは、トータルでの寄せの精度を見てもらったんかなと思います。
 あとダイゴの小さいラインとか。そこはまぁもう1回やってもいいかなと言うのは正直ありましたけど、勝ち負けはちゃんとつけてもらいたいというのもあるので、もう1回やってもよかったけど、勝負がついたということに関してもすごく納得しています。
 チームにもすごくよろこんでもらえたので、そういった部分では、なんとかつぎにつながるカタチで終われたなぁというのはアリますね。