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EBISU DRIFT
1 Sat. 2015 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.4
2 Sun. 2015 D1 GRAND PRIX DRIFT JAMBOREE NATSU
August 1 - 2 at Ebisu Circuit South Course

コースコンディション:ドライ 公式入場者数:7,020名(3日間合計)

Ex. Report

All-Star Tanso

壁すり男・手塚が本領発揮!
  •  1st  
    手塚 強 (GOODYEAR Racing with Bee★R) マークⅡ [JZX100]

    強烈な壁寄せで加点を獲得した手塚が101.31点をマーク。その後も手塚をうわまわる選手はおらず、オールスター単走で手塚が優勝を決めた。
  •  2nd  
    松井 有紀夫 RX-7 [FD3S]
  •  3rd  
    川畑 真人 GT-R [R35]

 第4戦の翌日におこなわれたエキジビションマッチは、人気投票上位、海外選手、第4戦の上位選手によるオールスター戦だ。まず24名による単走がおこなわれた。
 単走は、前日の第4戦とは異なり、コースはみ出しは減点なし。最終コーナー手前のラインどりも大幅に自由度が高まった。また、ピットウォールとの距離は機械で計測され、寄せれば+2の加点がおこなわれる。
 そのなかで、かつてエビス戦での壁寄せを得意としていた手塚がひさしぶりにやってくれた。猛烈な飛び出しから高い車速のまま壁寄せ加点をゲット。そのまま走りをまとめて101.31点という高得点をマークした。
 最後に走行した川畑は、前日とはまったくちがうものすごい振りと角度を見せたものの、ラインがずれるなどのミスもあって、3位にとどまった。

  •  Pick Up  
    佐久間 達也 シルビア [S15]

    前日の単走決勝は2位通過だった佐久間だが、ややスピードに欠ける走りで得点が伸びず、単走敗退となった。
  •  Pick Up  
    チョウ シルビア [S15]

    第4戦は予選敗退だったチョウだが、1コーナーの奥まで伸びる走りに高得点がつき、6位で追走トーナメント進出を決めた。
◆ 単走決勝 結果 ◆
Pos. No. Driver Car Score
1 34 手塚 強 JZX100 101.31
2 77 松井 有紀夫 FD3S 100.39
3 35 川畑 真人 R35 100.32
4 5 高山 健司 GRS191 100.20
5 8 時田 雅義 GRS184 99.83
6 88 チョウ S15 99.76
7 31 ゴーチャ S15 99.54
8 22 田中 省己 S15 99.44
9 76 アンディ JZX100 99.38
10 3 野村 謙 ER34 99.08
11 60 今村 陽一 ZN6 99.07
12 7 末永 正雄 FD3S 98.90
13 57 廣田 友和 JZX110 98.81
14 1 高橋 邦明 GRX130 98.71
15 17 フェデリコ CT9A 98.56
16 61 アーツー Z33 98.08
▲ 以上 オールスター追走 進出 ▲
 
Pos. No. Driver Car Score
17 9 末永 直登 S15 97.83
18 85 アルカーシャ S15 97.81
19 6 内海 彰乃 S15 97.73
20 4 熊久保 信重 S15 97.37
21 15 佐久間 達也 S15 97.28
22 25 織戸 学 ZN6 95.83
23 87 齋藤 太吾 UZZ40
24 81 唄 和也 RPS13
Tanso WINNER
手塚 強
GOODYEAR Racing with Bee★R
GOODYEAR Racing JZX100 MarkⅡ [JZX100]


 今回の単走は、最終コーナーの車速だったり、飛び出しかたをいろいろイメージして走りました。あとはなりでいっちゃうんで、最終コーナーをメインで考えてましたね。
 (壁によせた)本番の1本目は、じつは心臓が飛び出すかと思いました(笑)。出た瞬間に、ちょっとラインがズレたんですよ。自分のなかでは。その瞬間に『あ、終わった』って思いましたね。でもそこで踏みぬいていかないと、まともに当たっちゃうんで、アクセルだけは抜かないように踏みこんでいきました。

Tsuiso Final Tournament

大暴れの川畑を手塚が冷静に仕留める
  •  Final Battle  
    手塚 強 [JZX100] vs 川畑 真人 [R35]

    1本目、振り出しから猛烈な寄せを決めた川畑だったが、2コーナーへのアプローチで戻り、3コーナーで手塚と接触。大きく手塚にアドバンテージが付き、入れ替えた2本目も挽回することはできなかった。

 オールスター単走の上位16名でおこなわれるオールスター追走トーナメント。またしても川畑vs高橋という対戦があったが、川畑が後追いでアドバンテージをとり、川畑が勝った。また、ベスト8では今村vs川畑の対戦もあったが、こんどは川畑がスピードで今村を圧倒し、前日の雪辱を果たした。
 ベスト4に勝ち上がったのは、手塚、末永(正)、野村、川畑。準決勝からは4コーナーの先でターンし、戻ってくるという往復コースでの勝負となる。アンディとド迫力の攻防を繰り広げて勝ち上がった手塚は、ストレートから末永(正)のインに寄せて決勝進出を決めた。いっぽう久しぶりの追走にもかかわらず、みるみる感覚を取りもどし、ゴーチャと松井を破って勝ち上がってきた野村は、後追いで川畑に離され、決勝進出はならなかった。
 決勝は手塚vs川畑。川畑はストレートから手塚の真後ろにつけたが、1コーナー奥でドリフトがもどって手塚をプッシュ。大きく手塚にアドバンテージがつく。2本目は先行の川畑が1コーナー奥でものすごい角度をつけるものの、少しアウトにはらんでしまったのに対し、手塚は冷静に自分のラインをトレース。川畑は1本目の劣勢を挽回することはできず、手塚が勝った。

  •  Pick Up Battle  
    松井 有紀夫 [FD3S] vs 野村 謙 [ER34]

    ベテラン野村は、松井のオーバースピードにつられずラインをキープ。接触はあったが大クラッシュはまぬがれた。
  •  Pick Up Battle  
    手塚 強 [JZX100] vs アンディ [JZX100]

    猛烈な飛び出しで手塚を追い詰めた福島在住スコットランド人のアンディだが、手塚をプッシュしてまって手塚の勝ちとなった。
  •  Pick Up Battle  
    ゴーチャ [S15] vs 野村 謙 [ER34]

    両者ゆずらずハイレベルな戦いで再戦に突入したこの戦い。野村先行の再戦2本目、強烈な寄せを決めたゴーチャだったが2コーナーで野村と接触。これが決め手となって野村が勝ちあがった。
  •  Pick Up Battle  
    手塚 強 [JZX100] vs 末永 正雄 [FD3S]

    1本目、最終コーナーで手塚に離された末永は0.5しかアドバンテージを獲れず。入れ替えた2本目は終始近い距離で詰めていた手塚が1.5のアドバンテージを獲得。手塚がひさびさの決勝戦進出を決めた。
Ex. WINNER
手塚 強
GOODYEAR Racing with Bee★R
GOODYEAR Racing JZX100 MarkⅡ [JZX100]


 完全勝利ですね、今日は。昨日も気合いは入ってたんですけど、ちょっとカラまわりしましたね。そのぶん今日はうっぷん晴らしじゃないですけど、大暴れしてやろうと思って。今日は冷静に走れたのがよかったかな、と思います。
 こんな暑いなかお客さんがガマンして見ててくれるんで、来てよかったな、と思えるような走りができればな、と思ってずっと走ってました。
 今年は追走がどうもうまくいかなくて、歯車が狂っていたんですけど、今回勝てたんで、これをきっかけにポンポンといければいいかな、と思いますね。

Result

◆ オールスター追走 結果 ◆
Pos. No. Driver Team Car Color Tire
1 34 手塚 強 GOODYEAR Racing with Bee★R JZX100 GY
2 35 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING R35 青/銀 TY
Best
4
3 野村 謙 PACIFIC RACING TEAM with URAS ER34 FK
7 末永 正雄 Team RE雨宮 GruppeM FD3S 水色 YH
Best
8
77 松井 有紀夫 EXEDY R Magic D1 Racing FD3S ピンク FD
5 高山 健司 TEAM MORI with GOODYEAR GRS191 GY
78 アンディ Power Vehicles JZX100 ATR
60 今村 陽一 OTG Motor Sports ZN6 FK
Best
16
8 時田 雅義 GOODYEAR Racing・Bee★R GRS184 ピンク/黒 GY
88 チョウ RNICHIEI Racing with PC S15 赤/銀 WL
31 ゴーチャ PRIMRING with TOYO TIRES S15 TY
22 田中 省己 SEIMI STYLE DRIFT with TOYO TIRES S15 TY
57 廣田 友和 GOODYEAR Racing with ST.GARAGE JZX110 GY
1 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with TOPTUL GRX130 GY
17 フェデリコ YUKE'S チームオレンジ CT9A オレンジ YH
61 アーツー NICHIEI Racing with PC Z33 FK

Team Competition

心意気で走ったチームSLが優勝
  •  Final Run  
    チームSL

 追走トーナメントのあとには団体戦がおこなわれた。出走したのは45才以上の選手でまとまられたチームR45(野村、古口、熊久保、藤尾)、1000馬力級のマシンで戦っているチーム1000馬力(川畑、高橋、末永直、高山)。そしてチーム海外選手(ゴーチャ、フェデリコ、チョウ、アーツー、アルカーシャ)、D1ストリートリーガルシリーズ上位選手のチームSL(北岡、伊藤、増田、高嶋)、そしていか天全国大会で優勝したチームギャンギャンだ。
 まずチームSLとギャンギャンが対戦。車速は遅いものの8台で果敢なドリフトを見せたギャンギャンを、スピードのある団体ドリフトでチームSLが下す。
 つぎはチーム1000馬力とチーム海外選手が対決。チーム海外選手もスピードがあったが、やや隊列が乱れていたこともあって、キレイに走ったチーム1000馬力が勝った。
 そしてチームR45とチームSLが対戦。チームR45は距離こそ近かったものの、ややスピードが遅く、乱れもあったため、スピードの高いドリフトを見せたチームSLが勝った。
 そして決勝はチームSLとチーム1000馬力の対戦だ。チーム1000馬力はさすがにノーミスの見事な走りを見せたものの、チームSLはオーバースピードでテールをタイヤにヒットさせながらも果敢に4台がアクセルを踏み抜いて走りきったことが評価されて、チームSLの優勝となった。

  •  Pick Up Battle  
    チーム1000馬力

    走りの完璧さでいえば上だった「1000馬力」白煙がすごすぎて、後半のドライバーはまったく前が見えなかったという。
  •  Pick Up Battle  
    チーム海外選手

    国籍もバラバラだし、一緒に走ったこともない「海外選手」だが、スピードの高い飛び出しから、見事な団体ドリフトを見せた。
The Winning Team
チームSL
Team Ito Auto with GOODYEAR


 伊藤満紀(右端):先頭はいちおう抑えて行くっていう予定だったんですけど、気持ちがどんどん入っていっちゃって、いつもどおりになっちゃったっていうかんじでした。でも、いつもリーガルとかでは個人の戦いなんで、みんなで勝てたっていうのはうれしいですね。今回は「チームでよかったな」って思います。
 増田和之(右から2人目):決勝は「これは流れるな」と思って、そのあと角度入れてまわし込んだら(タイヤバリアに接触して)ケツがババババっていって「北岡、健さん、ゴメン」って思いながら、アクセルを踏み続けました。でも、団体ドリフトはすげえ興奮しました。やっぱりこれだけのお客さんのまえで走るのはすごいことなんだなって思いました。
 北岡裕輔(右から3人目):飛び込んで行って(増田がタイヤバリアに接触するのが見えて)「あ、これ、行くわ」って思ったんですけど、まぁ後ろにいるんで、行くしかない、と。まぁチームではじめてとった1位。撮影のときにちょこっとやったくらいで、この4人で走ることはあまりないんですけどね。
 高嶋健市(左端): 4番手っていうのはなにが起きたのかだいたいわかってないんですね。北岡さんがどいたとたんに、増田さんのトランクとタイヤが見えたんで、身構えて、踏み抜いてやりました(笑)。でも、今日の団体ドリフトはおもしろかったです。ちょっとグダグダでしたけど。

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