Home > 2013 Schedule > Kick Off Drift > Fri. Report

金曜日 レポートFri. Report

日比野がパーフェクトウィン!

決勝戦 日比野哲也

  2013年のD1グランプリシリーズをアピールする年始恒例のD1GPキックオフドリフト。
 今シーズンの大きな目玉となるのは、去年はD1チャンピオンズなどの限られた大会のみで試験運用されていたDOSS(D1オリジナルスコアリングシステム=通称ドス)と呼ばれる機械採点システムが導入されることだ。
 DOSSは、いままで審判員の主観のみに頼っていた採点を数値化し、速度、加速度、角度、角度の安定度、振り出しの素早さなどを明確にすることで、走りの優劣をわかりやすくすることができるというすぐれもの。
 つまり、さっきの走りは角度が□○度だったけど、こっちの走りは角度は△□度少ないけど速度は高いと、測定によって正確な数値が出てくるので、さまざまな数値を総合的に判断した採点ができる。
 これに迫力や攻めてる感など、数値化できない要素を判断した審査員の加減点を合わせて最終的な得点が決定されるのだ。
 各日程のレポートは下記で見てもらうとして、過去最大の入場者数となった東京オートサロン2013でのキックオフドリフトは大盛況!
 2013年もD1グランプリシリーズは進化し続け、熱いバトルとなることを予感させる内容となった。

ドス コース 観客 団体走行

単走Tanso

日比野哲也が100点オーバー!

  • Tanso 1st Place

    日比野 哲也 ( Team UP GARAGE with DROO-P ) 86 [ ZN6 ]

    日比野哲也の走り

    第1セクターの車速は76.90km/hと齋藤ほど高くなかったが、振り出しの鋭さがピカイチで第1セクターで24.41点をマーク。さらに第2、第3、第4でも高得点となるメリハリのある走りを決め、ただひとりとなる100点オーバーを叩き出した。

  • Tanso 2nd Place

    齋藤 太吾 IS [ GSE21 ]

    齋藤太吾の走り
  • Tanso 3rd Place

    末永 正雄 RX-7 [ FD3S ]

    末永正雄の走り

  初日。D1GPキックオフドリフトのコースレイアウトは、ピットから振り出しつつ飛び出し、薄い角度を維持しつつ大きく右にまわり込んでから一気に角度を増す第1セクター。そして右コーナーが第2セクター。そこから振り返すのが第3セクターとなり、フィニッシュまでの左コーナーが第4セクターで、各セクターが25%ずつの配分で採点される。
 ここで差がついたのは速度と振り出しの鋭さが重視される第1セクターだ。77.10km/hという最高速をマークした齋藤太吾は、第1セクターで24.35点を獲得して総合でも99.19点をマーク。
 しかし直後に走行した日比野哲也が齋藤をうわまわる走りを見せた。第1セクターの車速は76.90km/hと齋藤ほど高くなかったうえ迫力等の審査員加点も少なかったが、振り出しの鋭さがピカイチで第1セクターで24.41点をマーク。さらに第2、第3、第4でも高得点となるメリハリのある走りを決め、ただひとり100点オーバーとなる100.17点で単走トップ通過を果たした。

単走結果

Pos. No. Driver Car Score
1 86 日比野 哲也 ZN6 100.17
2 2 齋藤 太吾 GSE21 99.19
3 7 末永 正雄 FD3S 97.09
4 92 高橋 邦明 GRX130 96.51
5 11 今村 陽一 S15 95.75
6 13 川畑 真人 RPS13 95.14
7 4 熊久保 信重 C33 92.97
8 9 末永 直登 CT9A 91.41

追走トーナメントTsuiso Tournament

日比野が86初優勝を決めた!

  • Final Battle

    日比野 哲也 86 [ ZN6 ] vs 川畑 真人 180SX [ RPS13 ]

    決勝戦

    川畑先行の2本目。重要な第1セクターから第2セクターで詰め寄ったことで勝負あり! 日比野が優勝を決めた。

  • 決勝戦
  • 決勝戦

  つづいて追走。こちらでも先行する車両はDOSSの得点がキーポイントとなる。単走から好調の日比野がつねに先行として走ったが、ここでも単走に近い好走を決めまくって勝ち上がった。もういっぽうのブロックでは、追走になって調子を上げて第1セクターでの鋭さが増してきた川畑も齋藤をベスト4で激破して決勝戦に進出。2013年初の決勝戦は日比野と川畑の対戦となった。
 そして決勝。まずは日比野先行の1本目。日比野は単走に近い好走を決める。川畑も悪くなかったが、キーポイントとなる第1〜第2セクターでアドバンテージを獲れるほど寄せきれずイーブンの判定。そして入れ替えた2本目。日比野はその重要な区間でアドバンテージをとれる入り込みを決めて勝負あり! 日比野がエキジビションではあるものの、D1において86初優勝の栄誉を獲得した。

金曜日トーナメントラダー

金曜日 リザルトFri. Results

最終順位

Pos. No. Driver Team Car Color Tire
1 86 日比野 哲也 Team UPGARAGE with DROO-P ZN6 白・黒 FALKEN
2 13 川畑 真人 Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS RPS13 TOYO TIRES
3 2 齋藤 太吾 Daigo GSE21 ATR SPORT
4 92 高橋 邦明 GOODYEAR Racing with Kunny'z GRX130 GOODYEAR
5 7 末永 正雄 RE雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA FD3S YOKOHAMA
6 11 今村 陽一 NICHIEI Racing Project with FALKEN S15 FALKEN
7 4 熊久保 信重 YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE C33 オレンジ YOKOHAMA
8 9 末永 直登 YUKE'S Team ORANGE with BEAST EYE CT9A オレンジ YOKOHAMA
オフィシャルスポンサーOfficial Sponsors