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TOKYO DRIFT
2013 GRAN TURISMO D1 GRAND PRIX SERIES Rd.6
2013 D1 GRAND PRIX WORLD CHAMPIONS Quick 24
Nov. 9-10 at Odaiba Special Course

◆コースコンディション:ドライ
◆公式入場者数:9日(土)6,406名 10日(日)6,691名

Ex. Report

Tsuiso Tournament

リタイヤありクラッシュありで大荒れ!

 D1GP最終戦の翌日、エキシビションマッチD1ワールドチャンピオンズが開催された。これは日本の歴代チャンピオンや優勝経験者、今季の上位選手に加えて、タイ、インドネシア、ロシアのトップ選手が参加する追走主体の大会だ。
 まずは3つのブロックにわかれて追走トーナメントをおこない、その勝者は8名で行われる最終決戦「追走ファイナル8」に進出できる。また、ブロック別追走トーナメントで敗れた選手のあいだで単走による敗者復活DOSSバトルがおこなわれ、その上位2名も追走ファイナル8に進出できる。なお織戸が前日のクラッシュにより出走できなくなったため、前日の上位選手として寺町が代わりに出走した。

  •  A Block   川畑 vs 寺町(川畑 WIN)
  •  A Block   上野 vs 手塚(上野 WIN)


【Aブロック】
 まず最初のトーナメントでは、高橋邦明との「クニクニ対決」を破って勝ち上がった寺町邦彦を、川畑がスピードで圧倒し勝ち上がる。
 もういっぽうのトーナメントでは、日比野との対戦でステアリング系にダメージを負っていた手塚が、上野との決勝でガードレールに大クラッシュ。上野が勝ち上がった。

  •  A Block   エス vs ディオ(エス WIN)
  •  A Block   野村 vs 熊久保(野村 WIN)


【Bブロック】
 タイのエスが末永(直)を、インドネシアのアマンディオが内海を倒して決勝で対決。アマンディオが低速区間でミスをしてエスが勝ち上がった。
 もう片方のトーナメントは、エンジントラブルで松川が出走できず野村が1回戦を不戦勝。決勝で熊久保と対戦したが、熊久保が後追い時に大きいミスをして野村が勝ち上がった。

  •  A Block   斎藤 vs 時田(時田 WIN)
  •  A Block   三木 vs 古口(古口 WIN)


【Cブロック】
 デーのクラッシュで勝った斎藤と、今村(陽)のエンジントラブルによるリタイヤで不戦勝した時田が対戦。斎藤が時田をプッシュしてしまい、時田が勝ち上がった。
 最後のトーナメントでは佐久間のマシントラブルによるリタイヤで不戦勝した三木と、末永(正)を相手にきれいな追走をした古口が対戦。古口は三木を相手にビタビタの後追いを見せて勝ち上がった。

Consolation DOSS Battle

アマンディオが圧巻の走りでトップ通過!

  •  1st   Emmanuel Amandio [JZX100] WEDRIFTEAM
    アマンディオは高い車速ときれいなライン、そしてアクセル全開度の高い、ほぼパーフェクトな走りをして最高得点をマークした。
  •  2nd   熊久保信重 [C33]
  • 敗者復活DOSSバトルTOP5
    Pos. No. Driver Car Best Ave.
    1 55 E.Amandio JZX100 98.36
    2 1 熊久保信重 C33 97.76
    3 2 斎藤太吾 JZX90 97.26
    4 86 日比野哲也 ZN6 97.00
    5 87 谷口信輝 ZN6 96.69


いつもアウトラインぎりぎりを通過していた内海。この走行ではわずかにテールをスポンジバリアに引っ掛けてしまったのが原因で姿勢を乱し、クラッシュしてしまった。

 敗者復活DOSSバトルは、ブロック追走で敗退した選手たちがDOSSを使った単走競技で得点を争い、上位2名が追走ファイナル8に進出することができる。しかしブロック追走の敗者18名のうち、4名はマシンが出走不能なので、実質的に14名で争われた。
 まず寺町、谷口、日比野らが95~97点という得点で争っていたところで、アマンディオがスピードとスムーズさと見事なアクセルの踏みっぷりを兼ねそなえた走りをして98点台をマークし、トップに立つ。
 前日の単走勝者・内海はテールをスポンジバリアに引っ掛けて軽くクラッシュしてしまい敗退。エンジン換装して登場した松川は振り出しでスピンをし、点数が出なかった。
 いっぽう熊久保がきれいな振りから、きっちりラインをトレースし、ひさしぶりにいい単走を見せて97点台後半をマーク。2位に入る。斎藤はすごい振りを見せたが、熊久保の点にはおよばず、アマンディオが1位、熊久保が2位のままファイナル8進出を決めた。

Tsuiso Final 8 Tournament

お台場マイスターの古口がまたしても優勝!

  •  Final Battle   時田雅義 [GRS184] vs 古口美範 [S15]
    決勝はお台場でのエキシビションを得意としているふたり。じつは時田、相手のリタイヤが多く、ここまで2回しか追走をしないで勝ち上がってきていた。

ベスト8ではアマンディオと川畑が対戦。1本目にアマンディオが接近ドリフトでアドバンテージをとると、川畑はそれ以上のビタビタ追走を試みたが、ヘアピンでアマンディオをプッシュしてしまいアマンディオの勝ちとなった。野村vs時田は、まだクルマが煮詰まっていない野村に小さいミスが出たいっぽう、時田にミスはなく時田が勝った。上野vs熊久保は熊久保が振り出しでテールをヒットして敗北。エスvs古口は両者ミスがあったが、より大きいミスをしたエスが敗れた。
 準決勝の前にアマンディオのラジエターが破損。これによって時田は不戦勝で決勝進出を決めた。上野vs古口は2本とも上野のラインが小さくなり古口が勝った。なお3位決定戦もアマンディオは出走できなかったため、不戦勝で上野の3が決まった。
 決勝は時田vs古口。ふたりともお台場でのエキシビションマッチで非常に決勝進出率が高いドライバーだ。1本目は時田が先行。時田もキレのあるいい走りを見せたが、古口がきれいに近い距離のドリフトを決めてアドバンテージを獲得する。2本目は古口が先行。時田も古口のインを狙うが、進入で古口をプッシュしてしまい、2台ともクラッシュ。これで古口の優勝が決まった。

  • 川畑真人 vs E.アマンディオ
    ベスト8の川畑vsアマンディオ。アマンディオはここまでほとんどミスがなく、たくみな追走を見せてきていたが、この走行のあとにラジエターから液漏れを起こしてしまった。
  • 上野高広 vs 古口美範
    ブロック追走で手塚と衝突したものの、走りに関係するダメージはなかったようで、いい走りをした上野。古口に敗れたものの3位に入った。

Winner

古口 美範 [S15] Team BOSS ENDLESS with FALKEN


 昨日は自分がアンダー出してるんで、それで負けたったいうのがわかってるんで、振り返すときのポイントで、いままではフロントにのせて返してたんですけど、チームのほうから指示があったんで、ちょっと荷重のかけかたを変えて、なるべくリヤで動かそうと思って。そんなに大きくは変わってないと思うんですけど、意識の持ちかたで、なるべくそういう乗りかたをするようにして、とりあえず返すときにアンダーを出さないようにしよう、と。それだけを今日は考えてましたね。
 今年ははじめに優勝して前半はよくて。でもそのあとエンジントラブルとかもあったんですけど、いろいろ波があってうまく走れない時期があったんです。ウチのチームは指示がすごく的確に来るんですよ。でも、その指示をオレがはき違えることがけっこうあったんで、そういうのをなるべく少なくしよう、と思って、なるべく話し合って、なにをいってるのかを理解するように、今回はそれをすごく意識したんですよ。チームはなにをやってくれっていってるのかな、って。そういうのを、チームのほうも自分がわからないことがないように、わかりやすく説明してくれたんで、今回はもうチームのおかげですね。いろいろ。

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