逃げる横井か、追う松井か、それとも小橋の大逆転か…
2019年シリーズはオートポリスでチャンピオン決定戦！

7ポイント差で逃げる横井に
エビス戦で一気に詰め寄った松井！
　ぶっちゃけここまで混戦となったチャンピオン争いを予想できたひとがいただろうか？　EBISU DRIFTの2連戦のまえまでは、だれもが2019年のシリーズチャンピオンは横井選手があっさりと決めてしまうものだと思っていたはずだ。
　シリーズを追っかけているメディアたちでさえ「今シーズンは横井選手で決まりかな？　いまの横井選手が2戦連続で崩れるなんて思えないし、少なくともベスト8までは行くだろう。そしたらよっぽどのことがない限り逆転なんて不可能じゃないか」と語っていたんだけど、実際にはそのまさかがEBISU DRIFTの2連戦でおこってしまうからドラマチックだ。
　EBISU DRIFTのまえまでは36ポイントもの差があった横井選手は、クラッシュからの単走敗退で2戦連続ノーポイント。いっぽう、横井選手を追っていた松井選手は、第5戦はベスト16敗退だったものの、第6戦でもベスト4まで進み、その差を7ポイントまで縮めてしまう。
　また、EBISU DRIFTの2連戦で2連勝した小橋選手は大きくランキングをあげて首位と15イント差の3位につける。さらに、単走で2連勝し、HOKKAIDO DRIFTから連続で上位進出してきた藤野選手も大きくランキングアップし、こちらは逆転チャンピオンを狙うにはやや厳しいものの、19ポイント差の4位につけているといった状況だ。
　つまり、EBISU DRIFTの2連戦でチャンピオン争いは大きく変動。最終戦のオートポリスにチャンピオン争いが持ち越されただけでなく、大混戦の様相となっているのだ。
　そして迎える11月2日(土)･3日(日)のAUTOPOLIS DRIFT。ここは長いストレートでじゅうぶん加速し、150km/hを超える車速から一気に振り出し、そのあとすぐに振り返しが入り、最後はアクセル全開で立ち上がっていくというシリーズでも屈指の飛び込み速度と白煙モックモクな豪快な走りが見られるコースだ。
　上位4名が全員60ポイント台という僅差の単走チャンピオン争いも含めてAUTOPOLIS DRIFTは見逃せないぞ！

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横井 昌志 SILVIA [ S15 ]

2018年のチャンピオン。第1戦&第2戦で驚異の2連勝を決めると、つづく第3戦でも準優勝、さらに第4戦でも3位に入り、2位以下に36ポイントもの大差をつけて首位に立つ。しかし、EBISU DRIFTでは2戦連続でノーポイントに終わったことで差を大きく縮められてしまった。このまま逃げ切りで2年連続チャンピオンを取ることはできるのか？

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松井 有紀夫 RX-7 [ FD3S ]

HOKKAIDO DRIFTでおこなわれたシリーズ第3戦と第4戦で2連勝を決め、つづくEBISU DRIFTでも横井選手との差を縮めて7ポイント差に迫った松井選手。気の抜けないチャンピオン争いになったことで、注目されていた4ローター搭載のニューマシン投入は見送られることになったものの、上り調子なだけに松井選手の走りに注目だ。

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小橋 正典 SILVIA [ S15 ]

EBISU DRIFTの2連戦で2連勝を決め、一気にチャンピオン争いに加わった小橋選手。ランキング首位の横井選手との差は15ポイントと、やや離れているものの、逆転が不可能ということはない。EBISU DRIFTで決めていた圧倒的な後追いをAUTOPOLIS DRIFTでの最終戦でも決めることはできるのか？